半年に一度の検査の日です。2010年に二度目の股関節の手術を受けてから6カ月ごとに築地明石町の聖路加国際病院に通います。9時の予約ですが、7時に家を出て8時に到着、受付を済ませてレントゲン写真を撮って整形外科の待合室で待ちます。聖路加に来ると、母や姉を思い出します、皆ここでお世話になりました。後ろ姿が母や姉に似ている人を見つけると胸が高鳴ります。診察室に呼ばれて、担当の黒田先生が「異常なし!」そして「定年を迎えるので今年で診察は終わり!」「えっ、先生、何処へ行くのですか?」「まだ分からない!」1994年に三上先生の執刀で手術を受けた時、助手をして下さった黒田先生、偉くなってお世話になっていたのに!すべては川の流れのように移り変って行きます。ちょっと寂しい気持ちになって病院を後にしました。

聖路加国際病院
2017年06月02日更新