昭和9年・1934年生まれの戌年、12月20日で85歳になって一番驚いているのは私自身。思いがけない長い命を与えられて感謝の他ありません。母に、私は何時頃生まれたの?と聞いても「忘れた!」。私より数か月先に生まれた従姉妹が(綾子)という名前で、母に「又、女の子、名前を考えるのも面倒なので同じ名前にしちゃたの?」と云ったら、「お父さんが、ちゃんと水戸のどこかへ行って、授けられた名前だ」との事、本当かな?皆さんが集まってくれてバースデイケーキにナイフを入れてお祝いしてくれました。正行寺の白石先生から聞いたお話です。薬師寺の元管長の高田後胤先生とお話をしているときに「今日は私のお誕生日です」と話した処、先生は「それはおめでとうございます。お誕生日はこの世に生を受けたお目出度い日で皆に祝って貰えるけど、自分は産んでくれて育ててくれた両親に感謝をする日です。」とおっしゃって、すぐに電話をかけなさい、と云われたそうです。何故かそのお話が忘れられなくて、私も朝から枕元の母の写真を見て、涙にくれました。(お母さん、有難う!お蔭さまで元気で過ごしています。お母さんもお父さんと仲良く暮らしているよね!又ね」

2019年12月26日更新