伊東悦子さんが日奈久町並み観光ガイドを付けて下さいました。日奈久温泉は昭和の始め種田山頭火が織屋に宿泊しその日記に「温泉はよい、ほんとうによい、ここは山もよし海もよし、出来る事なら滞在したいのだが、---いや一生働きたくないのだが、」と称賛した温泉です。町の至る処に山頭火の自由律の俳句が木版に書かれています。「人の声して山の青さよ」「おもいでが それからそれへ 酒のこぼれて」「一輪ざしの椿いちりん」「まっすぐな道でさみしい」「すべってころんで山がひっそり」「のぼりつくして石ぼとけ」
鄙びた細い街並みを歩きながら、立ち止りしみじみと心に共感する言葉です、山頭火が好きです。

日奈久の観光
2017年03月02日更新