6月、7月と2か月に亘り二代目猿翁、四代目猿之助、九代目中車、五代目團子の襲名披露及び初舞台の公演が行われましたが、29日無事千秋楽を迎えました。今回は市川家宗家の団十郎、海老蔵を迎え口上並びに「将軍江戸を去る」と「黒塚」「楼門五三桐」(さんもんごさんのきり)に賛助出演しました。カーテンコールは全員勢揃い、上げ幕が十数回も上がって会場一体となって拍手が鳴りやまず、何時まで経っても感動が覚めやらず、帰途に就けば綺麗なお月さまが中空にかかり、吊られて銀座4丁目までゆっくりと歩きました。私も、この襲名披露の全舞台を堪能し改めて歌舞伎の魅力に圧倒されました。新猿之助、新中車、そして8年ぶりに舞台に立った新猿翁の活躍を願わずにはいられませんでした。

 

千秋楽-1

 

2012年07月31日更新