2024年1月元旦、16時10分、マグニチュード最大7,6、最大震度7の能登半島地震が発生、その後も毎日のように激しい地震に見舞われ多くの被害が発生しています。本当に痛ましい事と言葉も出ません。丁度、一ヶ月前、11月30日に加賀屋旅館に宿泊、12月1日に帰宅しました。加賀屋を訪れたのは、今回で二度目になりますが、従業員の皆さんの(おもてなし)は優しく丁寧で心地よく癒されました。
今回の地震による被害は加賀屋も例外ではなく、233部屋の宿泊客を守るため、約300人いた従業員の活躍が称賛されています。支配人の話によりますと、エレベーターが止まり、従業員が最上階20階迄駆け上がり客室を回って避難を呼びかけ、浴衣の上に従業員がロッカールームから引っ張り出した上着などを羽織って貰い、館内にいた400人を建物の外の駐車場に誘導、徒歩10分ほどの高台にある避難所に案内したそうです。夕食前とあって、避難所にはおにぎりや売店のお菓子などの食べ物のほか、布団も運び込まれました。避難所に離れ離れになった家族を引き合わせるなど、すべての宿泊客の安否確認が終わったのは午後11時を回っていたそうです。翌日午前には、マイクロバスなど11台で自家用車のない客をJR金沢駅まで送るにも、警察やタクシー会社に問い合わせ、または下見をして通れる道を探し、いつもより2倍の時間をかけて駅にたどり着いたそうです。加賀屋旅館やその他の温泉施設では、建物の安全確認も済まず、営業見通しが全く立っていない状況です。あくる2日には羽田国際飛行場でJAL機と海上保安庁機の航空事故、痛ましい年明けとなって残念です。どうか、どうか、平穏な年でありますように祈ります。12月1日、帰宅の朝、加賀谷旅館の玄関前の写真です。

加賀屋(回転90)





2024年01月13日更新