近くに住む親戚の従姉妹の娘さんが、北茨城からの海産物などを届けてくれます。福島県との県境にある港町ですが、戦争中姉と私は、伯母の家に縁故疎開をして世話になりました。今では貴重な魚になってしまいましたが、やなぎかれいと云う10センチ~15センチ位の小さな鰈があります。今日はこれを頂きました。焼いて頭を取って、お箸で両方の身に筋を入れて指で二つにし中骨を綺麗に取り、真っ白いご飯の上に乗せてお弁当にしてくれました。このお弁当が大好きで伯母にせがんだのを思い出します。夕食の肴に早速頂きながら古い昔を思って懐かしみました。伯母は母のお姉さんになりますが、働き者のいい伯母でした。伯父も東京に出てくると、浅草に連れて行ってくれて映画を見て「せきね」と云うレストランでカレーライスをご馳走してくれて、凄く楽しみでした。あの頃、沢山、有難うございました。

やなぎ鰈
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