第1回天草レキバナ会「キリシタン発覚事件"天草崩れ"」を 2016/8/24 開催しました。
第一回天草の歴史と昔話を学び話す会「キリシタン発覚事件"天草崩れ"」~信仰の違いが何だ!仲間を守るための村人たちの奮闘~8月24日(水)19:00~21:00(盛り上がれば延長二次会もあり)
講 師 松本 博幸氏(天草市観光文化部 学芸員)
場 所 アマビズ(天草市中央新町3-17銀天町やまだ靴隣)
主 催 天草レキバナ(天草の歴史と昔話を学び話す会)
30名弱の方に参加いただきました!*\(^o^)/*
(音声が途中から聞きづらくなります。ボリュームを上げてご覧ください。m(_ _)m )
<第1回レキバナ会報告>
熊日に告知記事が載り予想以上の人が参加されました。約二時間にわたる松本講師の熱い講義。本当にありがとうございました。国禁であるキリシタンが発見されそれをどう収めるのか。講義を聴いて当時の政治家が意外なほど人権を高く意識していたことを知りました。これは非常に評価されるべきだと思います。当時の村役人や島原藩のキリシタンを助けるための奮闘をこれからも伝えていきたいとおもいます。
---内容---
第一回天草の歴史と昔話を学び話す会「キリシタン発覚事件"天草崩れ"」~信仰の違いが何だ!仲間を守るための村人たちの奮闘~
天草の歴史を学び語り合う仲間がほしくて講演会と懇談会を開催いたします。第一回目のテーマは文化年間におこったキリシタン発覚事件“天草崩れ”です。市の学芸員さんの話を聞き自由に質問し、みんなで語り合いましょう。
8月24日(水)
19:00~21:00(盛り上がれば延長二次会もあり)
参加無料
★歴史と民話を聞くテーマに詳しい人を呼んで意見を聞き学ぶ
★学んだもの同士で語る学んだことを語り合い聞きたいことを質問する
・定員:20名ほど
講 師 松本 博幸氏(天草市観光文化部 学芸員)
場 所 アマビズ(天草市中央新町3-17銀天町やまだ靴隣)
対 象 歴史好き、天草好き、話し好きなら誰でも
申し込み 世話人 青木まで(090・2558・4562)朝8時~夜11時
主 催 天草レキバナ(天草の歴史と昔話を学び話す会)
問い合わせ
あおき屋 熊本県天草市浜崎町 11-18
0120-44-8046 受付時間 朝9時~夜8時
24時間受付FAX 0969-22-3584
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今回の語り学ぶテーマの
“天草崩れ”とは
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文化2年(1805)に天草西海岸沿いの崎津、今富、大江、高浜の四村で5000人以上の隠れキリシタンが見つかるキリシタン発覚事件です。
これより以前にも崩れと呼ばれるキリシタン発覚事件は全国でありました。
明暦3年(1657)長崎の大村でおこった郡崩れでは603人が捕縛。うち406人が打ち首。それ以外にも取調べ中に78人が病死、永牢者20人を出す大惨事となりました。万治2年(1659)から24年間にわたって今の大分県でおこった豊後崩れでは1000名以上は捕縛され170人以上が処刑、牢死しています。
死者こそ出していませんでしたが寛政2年(1790)の浦上一番崩れ(長崎)では19人が3年以上拘束される事件もありました。九州以外でも愛知、岐阜あたりでは寛文1年(1661)より発覚した濃尾崩れは約1000人ほどの処刑者をだす悲惨な事件となりました。
このように国禁であるキリシタンは厳しく罰せられる時代に我が天草の西海岸沿いの四ヵ村において、住人10700人中半数以上の5205人のキリシタンが見つかったのです。当時天草は島原藩松平家が統治しておりました。そしてこの発覚事件は島原藩にとっても天草全体に大きな衝撃であります。この大事件に島原藩と天草の村方役人はどのように取り組んだのでしょうか。彼らには人命を助けるためのある秘策がありました。後に浦上二番崩れでも使われ多くの命を救ったその秘策とは・・・
---写真---
2017年09月22日更新