2月6日(土)、鬼池コミュニティセンターにおいて、五和地区公民館主催の「いきいき五和塾」が開催されました。
これは、五和5地区の特色や良さを再認識することにより、郷土に誇りを持ち、協力して五和の発展に寄与しようとする人材の育成を目的に開催されています。昨年7月には城河原地区「ホタル育成」、9月には二江地区「イルカと道の駅イルカセンター」、11月には手野地区「吊るし柿(芹生柿)による地域づくりについて」の講演がありました。
今回第4回目は鬼池地区での開催で、「地元の伝統産業である醤油づくりについて」と題し、池崎しょうゆ醸造元の5代目、池嵜謙五さんに講演をしていただきました。
池崎しょうゆ醸造元は大正時代初期の創業で、長年地元の人達から愛され続けています。
5代目の池嵜謙五さんは、東京の大学で学ばれ、福岡・熊本で研修をされたのち、天草に帰ってこられました。跡を継がれてからは、学ばれたことを活かし、先代達の経験や勘に助けられながら、日々おいしい醤油づくりのため、励んでいらっしゃるとのことでした。
醤油の材料や種類、醤油づくりに欠かせない麹菌についてなど、クイズを交えながら楽しく教えていただきました。私がびっくりしたのは「醤油に含まれる香り成分は何種類でしょう」というクイズですなんですが、ヒヤシンス、バラ、マッシュルーム、メイプルシロップなど、なんと300種類以上もあるそうです!3種類くらいかな~と思っていた自分が恥ずかしい!普段何気なく使っている醤油ですが、奥が深いですね。皆さんもぜひ、じっくり香りを感じてみてください☆
池崎しょうゆと他店の醤油の試食(8種類)もあり、醤油の種類による味の違いを味わいました。その中で、「やっぱり池崎しょうゆの味がよか」「慣れとるけんな~」という声が多くあり、改めて池崎しょうゆの味が地域に根付き、地元の人達に親しまれているんだな~と感じました。
池崎しょうゆのように、人々から長年愛され続けているものがあるということは、地元にとって誇れることだと思います。今回の講演では、改めて地元の良さを知り、こんなに素晴らしいものがあるんだ!と思える良い機会となりました。また、郷土の誇れるものを天草内外にもどんどん伝えたいと思いました。
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きき味について説明する講師 池嵜謙五氏
塾生16人、一般6人の計22人の参加でした
試食をする参加者の皆さん
池崎しょうゆ醸造元の商品