9月30日(金)人吉市カルチャーパレスで行われた、第61回熊本県公民館大会・平成28年度熊本県社会教育研究大会合同大会に天草市内の各地区公民館長、公民館担当職員と共に参加して参りました。


熊本県公民館大会1 


 大会は、午前の部で、開会式典と基調講演が行われ、これまで公民館の活動を通じ、地域発展に貢献された方や優良公民館の表彰が行われた後、ご縁に育まれていくいのち」と題して、湯前町明導寺藤岡住職、多良木町慈願寺那須住職による講話が行われました。


熊本県公民館大会2 


 講話の始めは、両住職よる漫才形式で、世の中の移り変わりや命をつないでいくために、毎日、あらゆる命を食糧としていただいていることや各住職からの講話では自身から5代遡れば30人の先祖がいて、その内の一人でもかけていたら誕生していなかったことなど、誕生から今日まで多くの命があり、生きているという何となく分かっていても深くはあまり考えないことについて、分かりやすく話されました。


熊本県公民館大会3 


 熊本県公民館大会4


 午後からは、事例研究が行われ、球磨郡公民館連絡協議会、やまえおはなしグループ「おひさま」、人吉市中原公館による事例発表による発表が行われました。


 球磨郡公民館連絡協議会は、球磨郡9町村の公民館や公民館担当者で構成され、相互連携、協力することにより、町、村の地域特性を活かした交流活動や体験活動ができ、活動を通じて、地域に住む子供たちが他の町村への理解、交流を深めるとともに、お互いを理解し合い協力する精神を学び、自主性や協調性を養うことに繋がっているとのことです。


熊本県公民館大会5


 また、やまえおはなしグループ「おひさま」については、山江村の子どもたちに本を好きになって欲しいとの想いから、平成13年に設立された読み聞かせボランティア団体で、子どもの読書のレベルを向上させること、読書に結びつく読み聞かせを目指し、山江村の他近隣の地域で活動中で、発表では、歌と体操で山江村の名所や名産を学ぶことや山江村の偉人の逸話を紙芝居で紹介されました。


 最後に人吉市中原公民館については、講座に興味や気軽に参加できるように講座のタイトルや学習内容を考慮して開催中とのことでした。


 なお、講座名としまして


 ・「ムリなく 誰でも【やさしくピンポン】」

 ・「見とこ 聞いとこ 知っとこ【雑学笑科】」

 ・「花と野菜と土と太陽【はじめての園芸】」


 等、講座のタイトルも学習内容もバラエティに富んでおり、天草市の公民館でも、取り組める内容で大変、参考になりました。


 普段は市民の皆さまに講座を通じて、学習機会の提供を行っている公民館ですが、皆さまにより良い講座を提供できるよう、館長、担当者も努力して参りますので、今後の公民館講座にご注目をお願いします。

2016年10月06日更新
キーワード: 公民館講座