■静岡県の死亡事故について
電柱のコンセントから直接つないでいた。
電気が流れる時間が死亡事故につながる。安全に使用することが大切。
■周囲の環境が大切
電柵の周りが草だらけだとイノシシが入りやすい。見通しをよくしておくこと。
■電気柵の効果
金網・ネット・トタン等、さまざまな対策方法があるが、電柵は、イノシシに痛みを与えることができる。危険だと思わせることが重要である。
■イノシシの習性
・頭がよく、学習能力がある。
・警戒心が強く、臆病であるが、一度慣れてしまえば大胆。
・体はごわごわの体毛に覆われていて、電気が通らない。鼻しか電気が効かない。
■効果的な電線の張り方
・下の線の高さが大事。イノシシの目線の位置、20~40cmの間に設置し、鼻に電柵を触れさせることが重要。
・線を張っている間は電気を流しっぱなしにしておくこと。24時間
・潜り込んで入ろうとするので、上下の線の間隔をあけすぎない。
・電線は、まっすぐに張った方がよい。(自然界に横のまっすぐのラインは存在しないので、イノシシの警戒心を煽ることができる)。また、侵入された場合、経路が分かる。
・アスファルトは電気を通しにくく、効果が半分になってしまうので、電柵の設置は、イノシシの足の位置を考える。
・斜面沿いはあまり効果がない。できれば平坦なところに。
⇒高さ・設置場所・周辺の環境が重要!
■アース線の張り方
・まっすぐに、支柱は地面に垂直に・深く
・間隔をあけて、地面の状態の良いところを探す。
・通年使用するのであれば、地面に埋設してしまうと、草刈りで切ってしまう心配もない。
■機械の設置について
・雨は問題ないが、水がたまると、故障の原因となる。地面から離しておくこと。
・できれば電柵の線の内側で。
・ソーラーと電池式では値段が倍違う。
※ソーラー:高いが、電池交換の必要なし。バッテリーの寿命は4~5年。しまっておくとバッテリーがあがってしまう。一年中電気柵を設置する場合には有効。
※電池式:電池の寿命約40日ごとに交換の必要があるが、値段が安く上がる。管理できるのであれば、電池式がおすすめ。