片寄斗史子さんの講演会から、
もう、12日も経ってしまいました。
片寄さんが国民医シリーズのブログに
天草の事を書いて下さっています。
ちょっと、長いのですが、全文をご紹介いたします。
ここから~
しばらく、このブログを書かないままでした。
せっかく開いてくださったのに「あれえ、前のまんま」と
閉じさせてしまった方がいらっしゃるはずです。
すみません、ごぶさたいたしました。
『国民医のアドバイス』シリーズを読んで、
この片寄に「会ってみたい」と思った方がいらして、
そのお誘いを受けて天草に行ってきました。
思いの始まりは、中野千惠香さん。本を貸してくれた
平方久惠さんにそのことを伝え、平方さんから、
友人の東京の星悦子さんへ相談がいきました。
こんな夢のような出会いがあるのですね。
9月26日、天草プリンスホテル(いわゆるプリンス系とは
無関係の地元の、旅館の心がある、いいホテル)に
92名の方が、私に会いに来てくださいました。
二人の女性が、1000枚のチラシをつくって、
市内のあちこちに配布。地元の新聞社にもかけあい、小さなスペース
ですが告知をのせてもらい、さらにケーブルテレビの取材まで。
資金も動員も市役所に相談したら?というアドバイスも
あったらしいのですが、2人は、まず自分たちで会をたちあげ
しかるのちに行政と連携をと決めたのだそうです。
見事な仕切りでしたが、きっと、短い時間の中で
大変だったことでしょう。
「いい会を開いてくれてよかった、ありがとう」
「こんなふうに天草のひとと集まれて、ありがとう」
2人にかけられた言葉が、私の誇りになりました。
思いが言葉になって伝わり、集まりとなり、
「天草をむすぶ会=あまゆい」という形が誕生したのです。
これからどんなことができるか、実は、夢はでっかく
話し合いやら食事やら、飲み会をやってきました。
山形女性塾、という田園の仲間を与えられ、今度は
あまゆい、という海の町のなかまと”未来”のことを
やってゆくのです。私には、2つの仲間をどうやって
会わせるか、夢もできました。
天草は、自然とともに、長い時間の中で
豊かな食材を育ててきた土地だと感じました。
その山水が、人の心も豊かにはぐくんだのだなとわかります。
すばらしき新しい友ができ、これから私たちは何を
はぐくんでいくか。夢の仕事がはじまります。
天草は、福岡から天草エアラインでのフライト。
行きは日が暮れてからの飛行で、素晴らしい夜景。
帰り、福岡空港から、ふるさと出雲空港へ、ひとっ飛び。
お彼岸にできなかった、お墓参りをしました。
田舎の墓は家から歩いて3~4分。
アスファルトの道が川を挟んで土の道に変わると、
コツン、と音が。道にせりだした栗の木から
イガごと落ちたからでした。
辺りを見ると、さっき落ちたらしいイガが2コ。
木をゆすってみたら3コ、こつんこつんと、わけもなく落下。
うれしいではありませんか。
畑に行けば、むかごが鈴なりです。
手からこぼれていきます。
私の七十二候創作メモに
「木の実、さかんに落ちる頃」と、急いで書き入れました。
天草の新しい友、仲間へ。
ほんとうに親切な、心のこもった集まりをありがとうございました。
天草の東京宣伝部としてやっていきます。
ブログをご覧の方、天草についてお聞きになりたいことが
あれば、どうぞ、片寄まで、お気軽にお尋ねください。
人生には、思いもかけないことがおきますが、
誇りや気概も、意図せず与えられることがあります。
大事に守る仕事が与えられたことになるのかもしれません。
新秋にふさわしい私のこの幸福な思いが伝わって
明日からのみなさまの1週間が秋の日に輝きますように。
お元気で、また。
ここまで~