5月12日(日)午後130分から、下津江センターにおきまして、地域福祉ネットワーク事業の説明会が実施されました。

この説明会は、例年、地区振興会の防災部会と福祉部会で実施されてきていましたが、地域の内部まで浸透していないという理由から、今年度は、各区、各班単位で実施することになりました。

この日は、天草市社会福祉協議会有明支所の大村さんをお招きして、下津江地区の22名の方が参加し、実施されました。

 

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みなさんもご承知のとおり、上津浦地区は、高齢化が著しく進行しております。

 

上津浦地区の高齢化率(65歳以上が人口に占める割合)は33.8%(251月末現在)。有明町全体では38.1%ですからまだ低い方ではありますが、それでも3人に一人は高齢者ということになります。

 

高齢者の一人暮らし、一人暮らしではないけど高齢者のみの世帯、または、世帯の中に若い人がいても、昼間は高齢者一人で暮らしておられる世帯などがたくさんあります。

 

こういった方々を地域全体で見守りながら、支え合いながら、みんなが安心して暮らせる地域をつくっていくことが、この事業の大きな目的です。

 

大村さんの説明の後に、西地区と東地区に分かれて、見守りが必要な対象者を地図から確認しました。そして、その人を誰が主に見守っていくか話し合われました。

 

0512  下津江地区地域福祉ネットワーク事業 010 

 

0512  下津江地区地域福祉ネットワーク事業 012 

 

それともう一つ!大村さんから重要なお話がありました!

 

みなさんは、「命のバトン」をご存じでしょうか?

これは、住所、お名前、生年月日などのほかに、血液型やかかりつけ医、緊急連絡先などの情報が書かれた紙を、あらかじめ命のバトンというものに入れておき、そのバトンを冷蔵庫の扉に入れておくというものです!冷蔵庫の扉にはステーカーを張っておきます!

 

0513  命のバトン 003 

 

これは、高齢者の方などが、家で一人で倒れていたときなど、駆けつけた救急隊員が、このバトンの中の情報を知ることで、短時間に適切な対応が出来るというものです。

たとえば、血液型が事前にわかっていれば、搬送先の病院にあらかじめ連絡しておくことで、病院に着くまでの間に、輸血の準備ができます。

ほかにも、かかりつけ医に問い合わせて、その人の持病などを確認することで、より適切な処置を行うことが出来ます。

一刻を争う時に、このバトンが有るか無いかが、尊い命を救えるかどうかの境目になります。まさに命のバトンですね!

このバトンの設置をしたい人は、区長さんか地域の民生委員さんに相談してください。

 

今回は、下津江地区にとって、とても有意義な説明会になったと思います。

 

 今年度は、各区・班単位で取り組んでみようということになり、下津江地区が最初に取り組んでくれました。

 

 上津浦のほかの地区でも、取り組んでもらいたいと思います!

 

 

2013年05月14日更新