113日(日)に、となりのとなりのそのまたとなり大浦村で「みかんの収穫祭」というイベントがあったので、見に行ってきました。

 大浦村の大浦地区振興会は、6年前から「みかんの木オーナー制度」という事業に取り組んでいます。この事業は、1万円でみかんの木1本のオーナーになることができ、その木に育ったみかん(不知火)を収穫して持ち帰るというものです!収穫までのみかんの木の管理は、園主(本当の持ち主)が行います。

 

 じつは、ぼくのこどもの頃は、家がみかん農家だったので、たくさんの甘夏を育てていて、冬になると休みの日はみかんちぎりの手伝いをさせられていました・・・みかん農家ではない家庭の友達は遊んでいたので、このみかんちぎりは苦痛でしかありませんでした!

 こんなものにわざわざお金をだして人が来るのか?

 

 ところが、会場の旧有明東中学校に行ってみたらびっくり!次々にオーナーさんの車が入ってきます・・・

 

 0112-13 大浦民泊、みかんの木収穫祭 014

 

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 この日の参加者はなんと307名!本当にびっくりです!

 

 

 この数日前に、とある研修会に参加したときに、こんな話がありました・・・

 フランスのヴァカンスの話です!

フランスの法律では、休暇は連続5週間まで取得することが、権利として認められているそうです。そのため、フランス人は、夏に連続1ヶ月ほどの休暇を取ることが一般的とのこと・・・

もし、日本で、こんなに長い休みがとれるとしたら・・・

お金がいくらあっても足りない!そんなふうに思いませんか?

では、フランス人はどんなヴァカンスを過ごしているかというと・・・

 

フランスの首都はパリですが、パリに住んでいる人は、ヴァカンスの期間はパリからいなくなるそうです。裕福な人は外国に旅行に行く人もいるでしょうが、ほとんどの人は、国内の田舎で、農作業をしたりしながら、その地域の日常の生活を楽しんでいるそうです。盆や正月に里帰りするような・・・

 

大浦村のみかんの木収穫祭を訪れて、この話を思い出しました。

 

みかんちぎりは有明町の人にとっては日常の生活です。しかし、よそから来た人にとっては、みかんちぎりが楽しいことになる!

 

田舎の人にとっての「日常」は、都市部に住んでいる人にとっては「非日常」の楽しいことになるのです!

 

ぼくたちの普段の生活が、観光資源になることを大浦村が証明してくれました!

 

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このことは、天草の観光のあり方を考えるとき、大きなヒントになるのでは?

なにも、たくさんお金をかけて観光施設をつくったり、大きなイベントをする必要はありません。

天草の日常を楽しんでもらえるような仕組みをつくればよいのです!

 

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小雨が降るなかで、たくさんの人たちが「非日常」を楽しんでいました!

 

 

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