(前回までのあらすじ)

 おぢかアイランドツーリズムの事務局があるフェリーターミナルで、私たちを待っていてくれたのは島を想うもう一人の熱い男!高砂樹史さん!

 おぢかの「暮らすような旅」について熱く語る高砂さん・・・

 ひきつづき、古民家を活用したおぢかの島旅について語ってくれました・・・

 

 

 

 (本編)

 おぢかの「暮らすような旅」は、農業や漁業といった島の暮らしにとけ込む民泊事業と、もう一つ、古民家を活用した事業があります。

 昼食をとった古民家レストランもそうですが、古民家に泊まることも出来ます。

 じつは、今夜は、その古民家に泊まる予定です!

 しかし、なぜ、古民家を再生し、宿泊施設として活用することが出来たのでしょうか・・・

 

 1211-13 おぢかリポート 134

 

 古民家は、町が所有者から寄附していただき、都市住民との交流施設として、国の補助を受けて改修したとのこと・・・

 もちろん、補助で足りない部分は、起債(借金)や町の資金を持ち出して行ったそうです。

 町は、改修した古民家をおぢかアイランドツーリズムと指定管理契約を締結し、宿泊施設として活用しているとのこと。その際に、町からの管理委託料は支払われませんが、一方で、宿泊料ほかの収益は、おぢかアイランドツーリズムの運営に充てることになっているとのことです。

 おぢかアイランドツーリズムには、現在17名の社員を雇用されており、人件費や施設の管理費、レストランの運営等に充てられているそうです。

 

 この事業を計画された当時は

こんなにお金をかけて改修しても、果たしておぢかまで人が来るのか?

 といった議論が相当あったそうです。

 高砂さんも町の議会に何度も呼ばれ、収支の見通しについて説明を求められたとのこと。

 その際に、高砂さんが訴えたのは

収支計算書なんてどうにでもつくれますよ!

でも、何かを始めなければ無人島になるんじゃないんですか?

うまくいくかいかないかという議論より、絶対にうまくいかせるんだ!という気持ちでやらなければだめですよ!

 

 このお話を聞かせていただいたとき、私はまた、少し恥ずかしくなりました・・・

 私たちは、とかく数字を並べて納得したり、納得させようとしたりしがちです・・・しかし、そんなことよりも大切なことがある・・・

 

 古民家については当時の町長さんが、一軒一軒交渉されたそうです・・・

 どうせ島には帰ってはこない。そのままにしておいてもいつかは壊れてしまう。処分費を払って解体するぐらいなら、町に寄附して活用してもらった方がいい。

 町と所有者の方との利害が一致したことによって、この事業に取り組めたとのこと・・・

 

 

 

 この後も、高砂さんのおぢかに賭ける熱いお話がつづきます・・・

次回は、おぢか島旅のコンセプトについてお話を伺います・・・

 

 

 

 

この「おぢかリポート」では、おぢかの島人たちの「熱い想い」をシリーズでお知らせします。

 

 また、次回をお楽しみに!

 

 

コメント(0件)

 

■コメントを書く
タイトル
本文 *必須
お名前 *必須
メールアドレス
ホームページアドレス
削除パスワード*必須
コメントを削除する際に必要になります。
認証キー *必須 下の画像に表示されている数字をご記入下さい。
(画像は毎回変わります)