2024年12月12日(木)~13日(金)に、本渡まちづくり協議会委員の視察研修で福岡県の2か所を訪問してきましたので、視察研修の内容をご紹介します。
【久喜宮地域防災拠点施設】(福岡県朝倉市)
平成29年7月の九州北部豪雨で被災した朝倉市久喜宮地区の旧久喜宮小学校跡地に設立された、防災拠点施設です。
平常時は地域防災力の向上を図るため、防災訓練や地域活動、研修会など防災教育の場として活用。非常食や飲料水などの備蓄倉庫や炊き出しをする調理室なども備え、災害時は防災対策拠点やボランティアセンター、物資集積場として活用されているそうです。
九州北部豪雨では、予測をはるかに超える豪雨があっという間に町を飲み込み、斜面崩壊や土石流が発生。押し流された土砂や流木により河道が塞がれて氾濫し朝倉市全体で死者、行方不明者が35名にのぼる甚大な被害をもたらしました。
この災害を教訓に、設立された防災拠点施設を中心に、防災組織の再編を行い、各行政区単位の自主防災会と連携を図りながら、地域の防災力の強化に取り組まれています。


【うきはの宝株式会社】(福岡県うきは市)
うきはの宝は、福岡県うきは市の過疎地域から生まれた「75歳以上のおばあちゃんたちが働ける会社」です。「ばあちゃん」たちの昔ながらの味で食と料理を商品化、サービス化しネットショップやマルシェで販売したり、YouTubeや専門誌「ばあちゃん新聞」により情報発信したりと、「ばあちゃん」達が元気に活躍されています。
研修では、会社設立までの経緯や、現在の活動内容等について講義を受けた後、場所をうつして「ばあちゃん」達手作りの昼食をいただきました。手作りこんにゃくの田楽や白和え、石窯でやいたピザなど、どれもとても美味しくいただきました。お話しして下さった「ばあちゃん」達がとても元気で楽しそうに活動されている姿が印象的でした。


2024年12月27日更新