2020/10/29 【館長のつぶやきシリーズ ベージュ】
谷川俊太郎の最新詩集「ベージュ」を読んでいる。
帯に「18歳の日、ぼくは湧き上がる詩を大学ノートに書き始めた。あれから70年―」とある。
あとがきには「米寿になったが、ベージュという色は嫌いではない。」と。
県立図書館で講演されたとき、色紙を書いて頂いた。
「君はどう読みますか?」。私なりに句点を付けて読んだ。
「正解は?」と尋ねると、「ありません。好きに読んでもらえれば。」とのこと。
間もなく90歳を迎える巨人はユーモア満載。しなやかさと強靭を併せ持つ瞳で笑いかけて頂いた。

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