昔は、虎がいたと言うインド・デカン高原奥地の村。

「インド原産の木を育てる事で子供達の支援をしたい」と、

臨んだ旅でしたが、トイレがありません。

 

スラム街で小さい子どもは、路上で済ませることがあります。

人が通っても車が激しく行き交っても、平気で各々に路に

しゃがみこみます。

 

観光客様に飾り立てた馬車。その馬の厩。

異臭放つその厩の片隅に幼稚園に通う子どもが生活していました。

また、三方を囲った台。布1枚もない その台1つが母子二人のただ、

生活の全てでした。トイレなどありません。

 

「発展するインド」840億円以上かけた27階建ての住居に暮らす人も

いるのです。

インドの発展に伴う影。影はますます濃くなるように感じます。

 

デカン高原での村人総出の歓迎の後、トイレを尋ねると

「大丈夫、しゃがめば見えない」と言う答え。

私は野生の孔雀につっ突かれはしないかと恐る恐る用を足しました。

 

トイレが無いことを不自由とは思いません。

教育が提供されないことが不自由なことです。

日本で当たり前にある教育。

スラム街や売春街で暮らす子供たちにも平等に教育の場が提供できれば

ありがたいと確信した1,200キロ走破の旅でした。

 

 

コメント(4件)
1   あたりまえの事…
 こんばんは<(_ _)>
やっぱり、インドなんかも
発展すればするほど・・・
格差が広がって行くんですね…
日本では“あたりまえ”と成っている
教育でさえ…受けられないんですもんね
帰る家があって、毎日学校行って、
友達と遊んで…
それって、ホントは幸せな事で一握りの
子供達しか与えられていない“あたりまえ”
の事なんでしょうね
みんなの会長 URL 2011年05月03日 00時35分21秒     
2   ♪ ひとにぎりの子供達
日本の子供達や欧米、先進国と言われる子どもたちの数より、発展途上の子ども達の数の方が、圧倒的に多いのです。

日本にある「当たり前の教育」が、
いかに優れ いかに恵まれたもの であるか と、保護者とも教育者とも、そして子ども達自身が知ることも大切と心から思います。

インドの子供たちのこと、読んでいただいてありがとうございます。
mimiko 2011年05月03日 06時24分52秒     
3   黒柳徹子さん
黒柳徹子さんがユニセフの関係で海外に行ったとき絶対お腹を壊さないようにしているそうです。村へ行く途中、もちろんトイレはなく、地雷がどこに埋まっているか分からないし、警護されながら用を足さなければならないから。村でトイレを借りたら手を洗うのに用意してくれたのは泥水だった。子どもが何kmも離れたところから汲んできてくれた貴重なお水。子どもは、水を汲みに行くのに何時間もかかるので学校へも行けないとお話しされました。私たちは手を出すと蛇口から勝手にお水がでてきますね。
前田ずっきーに 2011年05月03日 19時41分03秒     
4   (*^_^*)ずっきーにさん
手を洗うという習慣!
インドにもないですよね!
私達も、おなか壊さないようにしましょう。
mimiko 2011年05月04日 06時42分52秒     

 

■コメントを書く
タイトル
本文 *必須
お名前 *必須
メールアドレス
ホームページアドレス
削除パスワード*必須
コメントを削除する際に必要になります。
認証キー *必須 下の画像に表示されている数字をご記入下さい。
(画像は毎回変わります)