天草西海岸の小田床漁港。

荒磯が続く、風光明媚な小さな漁港。

 

ここでは、小さい漁港ながら、

昔はたくさんの漁師さんがいて、

大変、賑わっていました。

 

しかし、少子高齢化が進む当地域においても

現状にもれず、現在は、刺し網漁※1を営んでいる

漁師、1人だけとなってしまいました。

 

今は、この漁港施設、土曜日曜ともなれば、

ほとんどが地域外のキャンパーやアクアラングラーが

楽しむ漁港施設となっていますが・・・

 

 

 

それでは、小田床唯一の漁師、

濵﨑計義さん(御歳80才)に

お話をお伺いしましたので、写真を交えながら

少しだけご紹介させていただきます。

 

 

※1刺し網漁とは・・・まずは、ウィキペディアをご覧下さい。

             ここでは、主な魚種として、伊勢海老、セミ海老、

               ココダイなどを狙って捕る漁として昔から行われています。

 

IMG_4286.JPG 

 ↑船外機(船のエンジン)の状況を確認しながら、湾内を4周ほど旋回

   していました。冬期の時化(しけ)続きで船に乗れなかったようです。

   (写真は、4月25日に撮ったものです)

 

IMG_4289.JPG 

 ↑濵﨑さんの何十年となるお連れ合いさんと協力して、これから刺し網の

   船積み作業を行います。

 

IMG_4292.JPG 

 ↑重い刺し網を船に投入中。重労働です。現在は、軽いタイプの

   ものもあるとのことでした。隣地区の漁師からは、「よくそんな重い

   網で(力がいるのに)漁ができるなあ」と感心されているとのこと!

 

IMG_4294.JPG 

 ↑船積み完了。

 

IMG_4298.JPG 

 ↑網を海へ投入しやすいように、船先へ丁寧に整頓します。

   計11束の網です。

   (昔は、50束を1回の漁で投入していたとのお話でした。)

 

IMG_4302.JPG 

 ↑午後3時に漁の準備が完了しました。ホッと一息の濵﨑ご夫婦。

   出船は、2時間後。水揚げが楽しみです。

 

IMG_4303.JPG 

 ↑一息ついたところで、濵﨑さんとお話をさせていただきました!

   濵﨑さんは父から受け継いで漁師になったとのこと。一昔前までは、

   刺し網漁1回で、とろ箱いっぱいに何杯もの海老や鯛が捕れていた

   とのことでした。最近では、キッコリや小さな鯛しか揚がらないとのお話。

   もうさすがに、船に乗ること自体も大分辛くなってきたということでしたが、

   体が動くうちは、若い人に負けていられないと、揚々と語っておられました!

   いつまでも、頑張っていただきたいと思いました!!

 

   濵﨑さん、お忙しい中、取材にご協力いただき、

   大変ありがとうございました!(事務局)

 

  

   (すみません、水揚げした写真はアリマセン!!

    皆さまのご希望があれば、また取材して掲載させていただきます!)

 

 

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