天草西海岸の小田床漁港。
荒磯が続く、風光明媚な小さな漁港。
ここでは、小さい漁港ながら、
昔はたくさんの漁師さんがいて、
大変、賑わっていました。
しかし、少子高齢化が進む当地域においても
現状にもれず、現在は、刺し網漁※1を営んでいる
漁師、1人だけとなってしまいました。
今は、この漁港施設、土曜日曜ともなれば、
ほとんどが地域外のキャンパーやアクアラングラーが
楽しむ漁港施設となっていますが・・・
それでは、小田床唯一の漁師、
濵﨑計義さん(御歳80才)に
お話をお伺いしましたので、写真を交えながら
少しだけご紹介させていただきます。
※1刺し網漁とは・・・まずは、ウィキペディアをご覧下さい。
ここでは、主な魚種として、伊勢海老、セミ海老、
ココダイなどを狙って捕る漁として昔から行われています。
↑船外機(船のエンジン)の状況を確認しながら、湾内を4周ほど旋回
していました。冬期の時化(しけ)続きで船に乗れなかったようです。
(写真は、4月25日に撮ったものです)
↑濵﨑さんの何十年となるお連れ合いさんと協力して、これから刺し網の
船積み作業を行います。
↑重い刺し網を船に投入中。重労働です。現在は、軽いタイプの
ものもあるとのことでした。隣地区の漁師からは、「よくそんな重い
網で(力がいるのに)漁ができるなあ」と感心されているとのこと!
↑船積み完了。
↑網を海へ投入しやすいように、船先へ丁寧に整頓します。
計11束の網です。
(昔は、50束を1回の漁で投入していたとのお話でした。)
↑午後3時に漁の準備が完了しました。ホッと一息の濵﨑ご夫婦。
出船は、2時間後。水揚げが楽しみです。
↑一息ついたところで、濵﨑さんとお話をさせていただきました!
濵﨑さんは父から受け継いで漁師になったとのこと。一昔前までは、
刺し網漁1回で、とろ箱いっぱいに何杯もの海老や鯛が捕れていた
とのことでした。最近では、キッコリや小さな鯛しか揚がらないとのお話。
もうさすがに、船に乗ること自体も大分辛くなってきたということでしたが、
体が動くうちは、若い人に負けていられないと、揚々と語っておられました!
いつまでも、頑張っていただきたいと思いました!!
濵﨑さん、お忙しい中、取材にご協力いただき、
大変ありがとうございました!(事務局)
(すみません、水揚げした写真はアリマセン!!
皆さまのご希望があれば、また取材して掲載させていただきます!)
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