MTBツーリングに行ってきました。
このところの不景気で稼働調整による平日の休みができたので、休日には混雑しそうな観光地へ行ってみようということで、阿蘇、中岳火口をめざすことにしました。中学校の修学旅行以来です。車に自転車を積み込み阿蘇方面へ。
俵山バイパスのトンネルを抜けたところにある駐車場で自転車を降ろし、9時スタート。標高465mから一旦340mまで下ってからは標高1270mまで850mの登り、天草島内では不可能な標高差です。
順調に高度をかせいで牧草地帯まで出てくると、広々とした風景が広がりますが、まだ緑は薄く、野焼の跡の炭色と枯草の色のほうが勝っていました。あとひと月ほど待ったほうが良かったかもしれません。
途中でオキナグサらしい花を見かけたものの、写真を撮るために止まってしまうと再スタートがつらそうだと思って通過してしまったら、その後出会うことはできませんでした。残念。
ロープウェイ乗り場から火口までの有料道路は料金表に自転車の覧が無かったので自転車通行不可かと思ったら、無料で通過させてもらえました。ここまでくると周りに植物もほとんど見えず、火山灰と砂礫の世界です。硫黄の臭いも漂ってきて、火山ガスが多めのときには自転車は避けたほうが良さそうに思えます。
11時50分火口に到着。火口の湯溜まりは水量が多く、噴煙(水蒸気?)量も多めでした。頂上の駐車場には大型の観光バスが何台も駐車しており、ヨーロッパ系(ドイツかなと思いました)の団体が観光していました。やはり阿蘇は国際的な認知度が高いようです。
緑が豊かな天草に住んでいるととても同じ地球上の景色とは思えません
帰りもほぼ同じコースで下山、途中で、一心行の桜に寄り道してみましたが、予想どうり完全に葉桜になっていました。 それでもレンタカーのマイクロバスでやってくる団体客がけっこういました。たぶん平年ならば今頃が見ごろということで前々からスケジュールが決まっていたのに、今年の春先の暖かさで開花が早くなってしまったのだろうと思います。
そこからは素直にスタート地点まで引き返し、駐車場に15時に到着。走行距離60.5Kmでした。