こんにちは。
地域おこし協力隊の北野です。
大宮地地区では本年度、天草市の交付金を活用し
「神掛けの滝」
登山道周辺の整備事業(地域財産保全事業)を行っています。

3月25日時点で、整備は9割がた終わり
現在、実行委員会や一般の方々の意見を参考に
最終的な改善作業を行っているところです。
そこで、途中経過をご報告。
今回、整備された点↓
① 「駐車場」
地元の方のご厚意により、とてもきれいな駐車場ができました。
また、登山者用の入山記録を書くための記載台(案内所)も設置。
神掛けの滝にのぼられる際は、安全のためにもぜひ「記名」をお願いいたします。

② 補助ロープ
駐車場から神掛けの滝までは、およそ550メートルの距離があり
途中、川を渡ったり、崖になっていたりと、急傾斜の登山道が続きます。
滑落や転倒防止の補助として、今回、ロープを複数個所に設置しました。
あくまで安全のためですので、寄りかかったり、無理に引っ張ったりはしないでください。



③看板の設置
景観に配慮した、シンプルで落ち着いた色合いの看板を設置。
「神掛けの滝」、「第二の滝」、「第三の滝」、「不動岩」など
これまで一見ではわからなかった「景色の名称」が記載されています。

④ 古木や倒木の伐採
登山道周囲に多く見られた古木や倒木を伐採。
また、雑木が生い茂り、登山道から見えづらくなっていた不動岩の周辺を整備。
登山道からでも、見事な写真が撮れるようになりました。
※不動岩周辺は急こう配で大変危険なため、立ち入り禁止です。

⑤ 神掛けの滝周辺の整備作業
神域である「神掛けの滝」と、「不動明王」周辺を整備。
足場はそのままで、滝からの流水もあるため、気を付けてお進みください。
滝の裏側は足場が悪く危険です。




滝からさらにのぼると、お隣の楠浦町方原(ほうばる)方面へと
山道が続いています。隠し田なども残っています。
ずいぶんと昔、大宮地の方々が、本渡方面への抜ける道があったそうです。
しかし、現在では人が通ることはなく、道もどこへ続くか不明で、あちこち崩れ
イノシシが頻繁に往来する危険な場所になっています。
新しい登山のルート候補として、今、実行委員会で調査中ですので
もうしばらくおまちください。
神掛けの滝は、地元の方々が何百年も大切に守り続けてきた神聖な場所です。
登山する際は、長袖長ズボンに長靴や登山靴を用意し
ゴミなどはきちんと持ち帰り、登山のルールを守りながら
普段の生活とは全く違う、神秘の自然に囲まれたかけがえのない時間を
ぜひ楽しんでくださいね!