こんにちは。
地域おこし協力隊の北野です。
先日の2月22日(土)に
宮南地区のコミュニティセンターにて
「二ホンヒキガエル」
についての講演会がありました。
(写真:講師の富崎さん)
今回の講演会の主催は
Amakusa KAERU Lab (アマクサ カエル ラボ)代表の
富崎凛(とみさき りん)さんです。
富崎さんは小学校の時から宮南地区の竜洞山にある
貯水池に産卵にくる「二ホンヒキガエル」の観察を行っており
大学卒業後、天草へUターンし
現在も天草市の企業にお勤めのかたわら
環境保全クリエーターとして保全作業を行っているそうです。
今回の講演会には、およそ20人の地域の方々と
熊本市からも参加があり、皆さん熱心に富崎さんの講演に耳を傾けていました。
ちなみに「二ホンヒキガエル」とは・・・(wiki調べ)
① 日本(近畿~九州)にかけて生息する固有亜種で、体は褐色・黄褐色・赤褐色など。
② 体長は7cmから、大きいものでは17cmにもなる。
③ 主に森林や平原、農耕地や公園、民家などにも生息。
④ フグ毒にも匹敵する強い毒を持つが、天敵のヤマカガシにはその毒に対する耐性がある。
⑤ 食性は動物食でミミズや昆虫。研究では、アリを好むこともわかっている。
⑥ 池沼や水たまりに産卵する。
⑦ 一度の産卵で、1,500~14,000個の卵を産む。
⑧ 準全滅危惧種に指定されている。
⑨ 寿命は10年ほど。
およそ1時間の講演のあと現地の貯水池へ向かい、「観察会」も行われました。
今はちょうどオタマジャクシの状態で、毒はないそうです。
今後も、富崎さんと宮南地区振興会が主となり
ヒキガエルの産卵地である貯水池の保全を行っていくそうです。
後日また、富崎さんと一緒に
冬眠明けのヒキガエルを探索しに行ってみたいと思います。
2020年02月26日更新