こんにちは。
地域おこし協力隊の北野です。
本日は昨日に引き続き、新和歴史探訪シリーズ
「小宮地城跡」
の調査の模様をご報告します。
小宮地城は室町時代より、新和町周辺地域を支配していた
宮路氏の本拠(居城)としてつくられ
およそ200年にわたってこの地を統治したと伝えられています。
場所は新和支所から歩いて5分のところにある
馬場天満宮(小宮地天満宮)にある愛宕様の神社の裏手から
山を分け入って、細道を登っていきます。
(写真:馬場天満宮)
(写真:愛宕様の裏手にある細道)
歴史研究家の平田さんと一緒に
もう何年も人が入っていない山道を進むと
山頂には山城があったことを思わせる急斜面に囲まれた平地があり
その先には深さ4メートルもある壕(ほり)を4本発見。
まさに大多尾城と同じつくりであり
同じ時期、同じ城主によって築かれたものであることを実感しました。
ちなみに、当時の小宮地地区は干拓前で「海」でした。
南側は海、北側に山という立地で
敵が攻めてくる山側に、壕(ほり)を作ってあったようです。
(想像図:歴史研究家平田さんによる小宮地城全体図)
小宮地城跡も大多尾城跡も
現在はなかなか整備がむつかしい状況にあり
足場も険しく、山に迷い込み、イノシシなどと遭遇する場合があります。
今回は歴史研究家の平田さんと地元の方に案内していただき
調査を行いましたが
遊び半分やお一人での探検は決して行わないようにお願いいたします。
新和町の歴史を少しずつ学び
歴史を知ることの大切さが身に染みた一日となりました。
地域おこし協力隊の北野でした('◇')ゞ
2019年11月06日更新