こんにちは。
地域おこし協力隊の北野です。
本日は久しぶりに新和歴史探訪シリーズで
「大多尾城跡」
を調査してきました。
(写真:下大多尾の天満宮)
大多尾城は、鎌倉時代より新和地域を支配していた
宮路氏によって、小宮地城の出城として
南の海の守りを固めるため、この地に
陣(山城)を築いた、と伝えられています。
場所は、下大多尾地区から道なりに山をのぼった先にある
天満宮のちょうど裏手になります。
以前は、長さ40メートル、深さ2メートルの壕(ほり)が
6本あったそうですが
現在、そのうちの4本を確認することができました。
大多尾城は急こう配の山上にあり
獅子島や長島方面の海を一望できます。
山とつながった裏手に壕(ほり)が設置され
どこから敵が攻めてきても、対応できるように設計されていました。
付近には城跡だったことを証明する
「城迫」、「浜の丸」、「城の平」、「溝が鼻」
という地名が残っています。
今回は偶然、地元の方に案内をしていただき
迷うことなく場所を特定することができました。
興味深い歴史を肌で感じ取ることができた
とても楽しい探検でした。
次回は、宮路氏の居城であった
小宮地城跡探検を紹介できたらと思います。
地域おこし協力隊の北野でした(^^♪
2019年11月05日更新