こんにちは。


地域おこし協力隊の北野です。


出張(研修)のため、一週間不在しており更新できませんでした。


皆さま、台風の被害は大丈夫だったでしょうか。


朝夕の気温も下がり


すっかり秋めいてきましたね。


長年農家やってたおかげか、秋の朝の匂いには敏感に気づきます。


読書だったり、食欲だったり


僕の場合は竹細工のお仕事がたまりすぎて四苦八苦の秋ですが


コスモスを代表に、様々なお花が見ごろを迎えています。


なかでも「彼岸花」は、今が最盛期です。



(写真:柱崎十五社宮)

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田園のあぜ道や墓地周辺に多く見られる彼岸花ですが


自生ではなく、はるか昔に中国大陸から持ち込まれたもの(外来種)とのこと。


新和町の植物学者、岡田先生に以前お聞きしたところによると


昔(飢饉や戦時中など)の食糧難の時代には、非常食として


彼岸花の球根(鱗茎:りんけい)を粉状にし、何度も水にさらして毒抜きをし


団子やお焼きのようにして食べていたそうです。


とにもかくにも毒性が強く厄介で


毒抜き作業がやたら面倒で大変だ、とおっしゃっていました。


味もそんなに美味しいものではない、そうです(*_*)


本当に何も食べるものがない時に、仕方なく、渋々、生きるためには・・・


それほど切羽詰まった場合のみ、やむを得ず食べるもの(レベルMAXの非常食)だそうです。


また、昔は土葬だったために


獣にお墓をほじくり返されるのを防ぐため、毒性の強い彼岸花を


お墓の周辺に植えたそうです。


お花ひとつとっても、こんなに深い歴史があるんですね。


たまには散歩がてら、道端に咲く花の写真を撮ってみたり


その由来を調べてみたりするのも、面白いかもしれませんね(^^♪


地域おこし協力隊の北野でした!

2019年09月24日更新
キーワード: 天草 新和 彼岸花