こんにちは。


地域おこし協力隊の北野です。


本日は新和町歴史探訪第六弾



「矢岳(別名:源氏)」



をご紹介します。



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新和町小宮地地区と大宮地地区の間にある山岳の中腹には


「平家の城(へいけんじょう)」と呼ばれる


昔、平家の落人が天草まで逃げ延びてきて砦を築いた、とか


宮路氏の本城だったのではないか、と


言い伝えられている山があります。


その向かい側の、ちょうど「神掛けの滝」の左隣に険しい山があり


切り立った岸壁の頂上付近に矢竹(弓の矢)が生い茂っていることから


「矢岳」と呼ばれている山があります。


こちらは、平家の落人を追いかけてきた源氏の軍勢が山城を築き


平家と戦っていたのではないか、という伝承があります。


ともあれ。


地元でもほとんどの人が登ったこともない、そもそもその存在すら知らない


「矢岳」の調査に行ってきました。



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ここ十年近く、ほとんど誰も立ち入っていない急な斜面の山道を


およそ1時間半かけて登山する途中


昔の「炭焼き窯」の跡が、山頂まで5か所もありました。


そしてなにより、人の手が入っていないからこそ


原生林が残る雄大な景色と空気は


まさに「自然」そのものでした。



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山頂付近はすべてむき出しの岸壁となっており


たった一か所だけ、歩いて通れる道を発見。


それがなんと、800年以上も昔に人為的に岩を削って作られた道だそう。


重機も何もない時代に、とんでもない労力をかけて


人々はこのような道をこしらえていたのだと思うと


つくづく頭が下がります。


源氏の砦だったからこそ、平家の落人が簡単に攻めてこれないよう


策を弄したのかもしれませんね。


一歩足を滑らせたら真っ逆さまの崖のような道を進み


そしてついに、山頂へ!


山頂付近は、自生の「椿」が何十本も生えており


近くに名前の由来となった「矢竹」も発見。


矢岳が間違いなくここであることを裏付ける証拠となりました。


昔、まさにこの場所に砦(山城)があったと思うと


なんとも感慨深い気持ちになりました。


当時はおそらく木々も低く、切り開かれ、大宮地周辺(平家の城)


を見渡すことができる、絶景だったことでしょう。



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また、「神掛けの滝」と同様


数多くの貝殻の「化石」を発見しました。


今回もまた、とても実りのある新和町歴史探訪となりました。


平家と源氏が、天草でも戦っていたのだと思うと


歴史の身近さに驚かされます。


次回の歴史探訪は源平合戦つながりで


「平家の城(へいけんじょう)」


を特集したいと思います。


地域おこし協力隊の北野でした(*´Д`)

2019年05月15日更新
キーワード: 天草 新和町 平家 源氏 矢岳 化石