夕ごはんをすませ、テレビを見ながらコタツで寝そべる私の
肩に飛び乗り、ぽにょにょは言った。
「いいですか、これから私はあなたの教育係りです。
いやなことも言いますが、どうか私の言うことを
しっかり守って、幸せになってください。」
「・・・・。」
「では、今日からはじめてほしいことを言います。
まず、朝起きたら家族全員に挨拶してください。」
「・・・・・。」
「まずは、それだけです。では疲れたので寝ます。」
「・・・・・。」
「課題を変えます。まずは、寝る前の挨拶をしてください。
おやすみなさい。」
「・・・・・。」
ぽにょにょがまた、あの大きな眼で私を睨みつける。
「お、お、おやすみなさい・・・・。」
「はい、おやすみなさい。」
ぽにょにょはそう言って勝手に
タンスの上に登って寝てしまった。
ドラえもんならよかったのに・・・・・。
2010年04月04日更新