宅急便の箱を開けた。

 

すると中から子猫が現れた。

ぷくぷく太った白ネコ。

きょろきょろ光る大きな目でまっすぐ私を見つめ

なななな・・・・んと人間の言葉を話はじめた。

 

「こんにちは、ぽにょにょです。」

「ぎゃーーーーー。」怖くて震えが止まらない。

「大丈夫。安心して!

私は100年後のあなたの子孫から送られた未来型ロボットです。

あなたの願いを叶え、あなたを守るために来ました。」

 

なんだこれは、まるでドラえもんの変形バージョンか!?

 

「じゃ、その証拠にポケットから何かだして!!」

「私にポケットはありません。何も出せません。

ただ、あなたが困ったときにヒントを与えあなたを助けます。」

 

なーーーにーーーー!

それじゃ意味ないじゃん。

自分で考えて処理しなきゃなら

意味ないじゃん!!

 

「まー、そんなにガッカリしないで。楽しみましょうよ。2人の生活を!」

そう言ってぽにょにょはゆっくり部屋を一周し、

一番日当たりのいい窓辺に寝そべって、アクビした。

2010年04月04日更新
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