近年、地上から400km離れた国際宇宙ステーションで野口聡一さんがお寿司を食べたことがテレビで話題になりましたが、このお寿司は常温で保存ができ、お湯をかけるだけで元に戻るフリーズドライと言われるものなのです。
非常食やアウトドアにも使用されている食品ですが、フリーズという言葉が使われている通りこの食品は冷凍技術のたまものなのです。
凍結された状態から、氷(水分)だけを昇華させて無くしてしまうことにより、残りの固形分が軽石みたいな状態で残るというメカニズム。
ちなみに、「昇華」とは凍ったままの状態で気圧をどんどん下げ真空に近づけることで、食品の中の氷が、水ではなく、一気に水蒸気になってしまう現象のことをいいます。
日頃から食べている冷凍食品から宇宙食をはじめとする保存食にまで、様々なところで力を発揮している冷凍技術。それは出来たての美味しさを、そして新鮮な食材をいつまでも保存しておきたいと願った“情熱”が生み出した究極の技術なんです。
フリーズドライの味噌汁はお手軽で、味噌の風味もありおいしいですよね❤