みなさん、こんにちは。
普段の生活の中で何かとストレスはつきものです。会社での人間関係や家庭での子育てなどなど、ついついイライラしてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時に昔からよく言われているのが「カルシウムが不足しているからイライラするんだ!」という言葉。この言葉を信じて、イライラした時にカルシウムが豊富な牛乳を一気に飲み干すなんてこともあるそうですが、実はこれ、科学的には何ら実証されていないことのようです。
つまり、イライラした時にいくらカルシウムを摂取してもそれは気休めでしかなかったかもしれないということなんですね・・・
とは言っても、カルシウム自体は私たちにとってとても大切な栄養素であることには変わりありません。そこで今回は、私たちの体に必要不可欠なカルシウムについてちょっとご紹介したいと思います。
カルシウムが不足すると糖尿病、高血圧、心臓病、肝臓病といった恐ろしい病気になる確率が高くなります。近年では日本人の平均寿命が延び、骨粗鬆症も問題視されています。
昔は毎日牛乳を飲んだり、いりこなどの小魚を食べたりすることで何かとカルシウムを補う機会が多かったのですが、現代ではその機会が少なくなり、若いうちからそのような病気にかかる人の割合が増えています。特に学校での給食が終わる高校や大学あたりからカルシウムが不足しがちになります。
そもそも、日本という国土自体に、諸外国と比べてカルシウムを摂取しづらい要素が揃っているので、意図的にカルシウムを摂取する努力をしないとカルシウム不足になりがちなのだそうです。
★日本の、カルシウムを摂取しづらい要素
①「水」日本の水は軟水が多くカルシウムを含むミネラル分が少ないので、水から恒常的にカルシウムを摂取しにくいのです。
②「土壌」日本の土壌にはそもそもカルシウムが少ないため、その結果野菜にもカルシウムが少なくなり、それを食べる日本人は必然的にカルシウムが不足しがちになります。
③「食文化」チーズなどの乳製品の摂取量が少ないことも影響しています。
牛乳1本でお腹を下す、という方は温めてから少しずつ飲むのも一つの方法です。牛乳が苦手な方はチーズやヨーグルトを食べると良いと思います。
また、乳製品自体が苦手な方は、ごま・大豆製品・骨ごと食べられる魚・緑黄色野菜などから摂るようにすると良いでしょう。
カルシウムもきちんと摂取して、骨から元気にしていきたいですね。