こんにちは。
スマイルホームの尾崎です。
明日(11月16日 日曜日)は、スマイルホームオーナー様、M様邸で餅投げがあります。
珍しい祝事となりました餅投げのお手伝いができ、大変嬉しく思います。
16時からですので、ご近所の方をお誘い合いの上、お集まりください!
餅投げに行き、上にオーナー様や大工さんたちが上がったのに、なかなか餅が投げられない・・・
何しているんだろうって思われませんか?
私もそう思っていました。
今日は、上棟式と餅投げについてお話をします。
まず、上棟式とは、建物の守護神と匠の神様を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、以後も無事に建物が完成することの祈願をする儀式のことです。
古い時代には、家を建てるということは、(地域)の共同体による共同作業でした。
「家を建てる」=「富がある」ということの象徴で、その富を地域の共同体で分け与えることで、厄災を避けるために、神饌(しんせん=神社や神棚に供える供物のこと)であり保存食でもある『餅』や富の分配の形としての『小銭』をまくことが、地域の共同体の中での生活を円滑におこなうための習慣だったようです。平安時代から鎌倉時代にかけて上棟式そのものの習慣が広まったようです。
そして、餅が投げられる前は、こんなことが行われています。
木の神様の屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)、建物の神様の屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)、工匠(大工)の手置帆負命(たおきほいのみこと)、彦狭知命(ひこさじりのみこと)の四柱の神様と、生まれた土地を領有・守護するいわゆる土地神さまの産土神(うぶすなかみ)を祀ります。
修祓(しゅばつ)
一番高い棟木(むねぎ)の設置が完了したらまず、修祓(しゅばつ)祭りに先立ち、参列者、お供え物を祓い清める儀式(=しゅばつ)を行います。
降神(こうしん)
祭壇に立てた神籬(ひもろぎ)台に、その土地の神・地域の氏神を迎える儀式
献饌(けんせん)
神に感謝し、供え物を神前に供える事です。一般的なのは大麻(おおぬさ)[榊の枝に麻と紙垂(しで)を付けた祓の道具]や塩湯(えんとう)[塩を溶かした湯あるいは水の器に入れ、榊の小枝で祓う]によるお祓いです。
祝詞奏上(のりとそうじょう)
その土地に建物を建てることを神に告げ、今後の工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上します。
曳綱(ひきつな)の儀
屋上に幣串(へいぐし)小道具、弓矢を飾り、大勢で最も高い所への棟木を曳き上げます。
槌打(つちうち)の儀
散餅銭(さんぺいせん)の儀⇒餅投げ
餅や銭貨を四方に撒きます
昇神(しょうしん)の儀
神籬台に降りていた神様をもとの御座所に送る儀式
直会(なおらい)
当地でお神酒で乾杯し、お供え物の御下がりを食します。
上棟の頃になると、建物としての外観が出来上がり、家らしい雰囲気が出てきます。
地域によっては、こんぶ、するめ、大根などがまかれます。
遠州地域では、餅やお金以外に、駄菓子、手ぬぐい、ミニ俵などを投げられるようですよ。
明日、たくさんの方の笑顔にお会いできるのを楽しみにしています!(^^)!