皆さんおはようございます!
今日は夏ならではの食材に関する、どぉでもいい雑学をご紹介します。
夏になると何かと食する機会が増える食材のひとつに「みょうが」があります。
あまり意識して食している方は少ないかもしれませんが、みょうがは東洋医学では体の余熱を取る、“寒の食材”とも言われていて、昔から暑い時期になると多く食されている食材の一つと言われています。
そうめんや蕎麦、冷奴などに薬味としてみょうがが入っているのは、昔から伝わる先人の知恵だったんですね。
あと、このみょうがには血の巡りを良くするという働きもありますので、生理不順な方にもおすすめとのことです。
このように、みょうがには様々な効果があり、これからの季節に重宝しそうな食材なのですが、その一方でちょっと怖い俗説があるんです。
「みょうがを食べると物忘れがひどくなる」・・・という俗説を聞いたことありませんが!?
テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」でも、この俗説を題材にしたこんな話がありました。
『むか~し、むかし。あるところに欲張りな宿主の亭主がいました。ある時その亭主は、「旅人にたくさんのみょうがを食べさせて、お財布を忘れていくようにしむけよう!!」と考えました。そして、何も知らない旅人は、亭主が出したみょうがをしこたま食べてお腹いっぱいになって寝てしましました。そして翌日。宿主が旅人の部屋を覗いてみると旅人の姿はどこにもありません。みょうがをしこたま食べて物忘れが酷くなってしまった旅人は、お財布を忘れていくのではなくて、宿代を払うのを忘れて旅に出てしまったとさ』
民話『みょうが宿』というお話ですが、ただこの話、学術的な根拠はまったく無く、「みょうがを食べると物忘れがひどくなる」という話は本当にただの俗説だったようです。
栄養学の見地からしても、そのような物忘れを誘発するような成分は一切含まれておらず、それどころか、近年の研究ではみょうがの香り成分に集中力を増す効果があることが明らかになったのだとか。
ということで、みょうがには体の余熱を取ってくれて、血の巡りを良くしてくれて、さらに集中力を高めてくれる効果があるとのことなので、みょうがを食べればこれからの夏の暑い日でも仕事や勉強がはかどるかもしれませんね!