西日本新聞記事5月4日西日本新聞記事5月4日 元教師らNPO法人設立
夢は「地元からノーベル賞」 西日本新聞(平成20年5月4日掲載)
教育や文化、福祉などの分野で「人づくり」に取り組むことで天草地域を盛り上げようと、天草出身の元教師や会社経営者らが特定非営利活動法人(NP0法人)「天草青少年アカデミー」を設立、法人として認可された。
設立したのは、元教師で熊本教科書点訳会の松崎悟代表=熊本市=や、有機農産物販売会社の金子賢一社長=天草市=など11人。
目標は「天草で育った青少年からノーベル賞受賞者を輩出する」、これまでの個々の活動を集約し、①点訳活動 ②天草の学校に音楽家を招いての「出前コンサート」や大学教授らによる「数理科学講座」の開催 ③天草を舞台にした体験学習-等を今後実施するという。
現在は、八月三日に本渡海水浴場で開催する地引き網漁体験の参加者や、講演開催を希望する学校などを募集中。
松崎代表は「若者が夢と希望を抱けるような活動に取り組みたい」と話している。同法人=096(368)8547。
お問い合わせ先E-mail:matsuzaki@npo-amakusa.jp
西日本新聞記事5月4日
法人設立の経過報告
①2月 3日 NPO法人設立総会開催
②2月14日 熊本県知事への法人認証申請書受付完了
③4月15日 熊本県知事より法人としての認証を受ける
④4月21日 熊本地方法務局へ法人登記の申請を完了
⑤4月24日 法務局より登記完了の通知を受領
NPO法人天草青少年アカデミーは4月24日現在、法人の登記が完了したところです。
設立趣旨書
私たちのふるさと "天草" は、120余の美しい島々からなり、温暖な気候に育まれた素朴な人情にあふれ、南蛮文化が花開いた歴史とロマンの島である。
かつては、島民24万人を数え、溢れる魚にも恵まれ、また、全国有数の陶石、無煙炭を産出するなど、質素な生活ではあったものの活力に満ちた宝の島であった。
しかし、近年は若者が進学、就業のため島外に巣立って行き、全国平均を大きく上回る勢いで少子高齢化がすすみ地域の活力が低下していく傾向にある。 このままでは、島の周辺部は究極の過疎地帯となるおそれが多分にある。
このようなことから、天草の活力を呼び戻し、将来に渡って活力を維持していくためには、「人づくり」事業の振興を図ることが極めて重要な課題となる。そのためには、天草に生活する島民は勿論、天草の繁栄を心から願う人たちの総力を挙げた努力が求められる。
天草の島民それぞれが、個人の立場で地域の活性化に貢献できる方向を考えてみると、1・2次産業を進展させるためには、経営を強化するか、誘致に努力する方向でしか貢献できない。
一方、青少年の心に夢と希望を醸成させる「人づくり」事業には、有志の支援があれば、それだけで十分である。 幸いにも私たちの郷土天草は、多才多様な知識と経験を備えた人材を多く輩出してきた。
このような歴史的・文化的背景を基にして、「天草青少年アカデミー」に集う私たちは、『天草の青少年の夢づくり、確かな明日のために!!』をキーワードに据えて、教育・科学、文化・芸術、福祉の立場からNPO法人として活動するものである。
私たちの望むことは、一例を挙げれば、30年後に天草で育った青年からノーベル賞の受賞者を輩出することである。
2.申請に至るまでの経過
平成 7年 4月 熊本教科書点訳会の前身である熊盲点訳サークル"さくら" を設立、平成18年4月に発展的解消・改名した
平成12年 4月 天草音楽館を設立し、視覚障害音楽科を天草の小・中学校 を中心に招聘して「出前コンサート」を実施している
平成18年 4月 天草数理科学館を設立し、同年から熊本大学教育学部の先 生方を天草へ招聘して「数理科学講座」を開催している
平成18年 4月 天草青少年アカデミーを設立し、天草の小・中・高校へ著 名な学者・研究者を招聘して「科学講演会」を開催してい る
平成20年2月3日NPO法人天草青少年アカデミー設立総会を開催
法人名 NPO法人天草青少年アカデミー
設立代表者 住所 熊本市秋津3丁目4番3号
氏名 松 﨑 悟 印
2008年05月13日更新