数へ日の高きに結ぶ仕事髪
かぞえびの たかきにむすぶ しごとがみ
●天草の宝~街:天草市繭姫通り
●季節の言葉:「数へ日」
年の暮になって、今年の日数も残り少なくなってきた頃を「数へ日」と言います。繭
姫通りが朝焼けを迎える頃、蒲鉾屋の暖簾は掲げられます。この時期は早朝から、
慌ただしさが増し、店も工場も緊張感が漂います。暗い内から仕事を始め、とっぷり
と日が暮れてからも仕事が続きます。お客様の「美味しかったよ」のひと言が、励み
となって一年の締めくくりの季節を迎えます。
2008年12月25日更新