2012/1/14 新四国八十八ヶ所天草霊場巡礼記
第一番 明徳寺(本戸馬場)
新四国八十八ヶ所天草霊場巡礼を今年一年かけて回ってみようと思う。
先ずは今日、第一番「明徳寺」を訪ねた。階段では天草高校のハンドボール部が練習中。「おはようございます」爽やかな挨拶に心が晴れる。
本渡市指定文化財の山門をくぐると庭は美しく掃き清められている。
巡礼の旅の始まりにあたり安全祈願。お参りを済ませ振り返ると山門から本渡町の市街地が絵のように美しかった。
写真は山門横から撮影。しだれ梅の季節はもっと美しいだろうと思った。山門横の掲示板には「寒き世を耐えて 彼岸を待つ 福寿草」の詩。春が待ち遠しい。
第二番 延命寺(本渡山口)
二番所「延命寺」にお参りした。木魚と般若心経を唱える声が聞こえる。ここは、私の同級生「若山茂」君が祖父の代から守っている庵を改築した。
その若山君はフランス在住の画家で、サロンドートンヌ入選、ナショナルボザール入選などの賞を受けているフランス芸術家協会会員である。
日本で開催される展示会を見に行くがいずれも優しさに満ち溢れた絵である。
本人に気づかれない様に黙って後ろに座ること三十分、静かに木魚バチが収められた。初めて聞いた同級生のしかも画家の般若心経が不思議に心に沁みた。
天草に帰ってきた時は毎日早朝より唱えるそうだ。絵も優しいが人の見えないところで一心にお経を唱える姿も優しかった。
帰り道、若山君が淹れたコーヒーを飲みながら談笑。
若山君の留守の時はご近所の皆さんが、庵の管理、裏山の管理、竹林の管理をされているそうだ。
その延命寺の裏手にある竹林を巡った。よく手入れがいきとどいた竹林はその一本一本が天に向かって自由にのびている。その姿は美しかった。
若山茂さんのパリの画廊
http://www.galerie-lemoine.com/peintres_peintures.php?artiste=4&nom=Shigueru&prenom=Wakayama&bio=n
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