平成30年9月2日(日)天草市主催の「鮮魚販売力向上のための講演会」が執り行なわれました。(天草信用金庫5階 会議室にて)
天草市 草積経済部長様

天草市 草積経済部長様より開催の挨拶があり、講演会が始まりました。
(関係者71名出席)
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業界で売上NO.1の角上魚類ホールディングス(株)代表取締役社長様より演題「美味い魚を売る【魚屋の基本】とは」の講演がありました。
角上魚類ホールディングス(株) 代表取締役社長 栁下浩三様

角上魚類ホールディングス(株) 代表取締役社長 栁下浩三様
【角上魚類ホールディングス株式会社 代表取締役社長 栁下浩三様】

「4つのよいか」という基本ルール
 ・鮮度はよいか
 ・値段はよいか
 ・配列はよいか
 ・態度はよいか

常にこの4つの基本ルールにより、いつもお客様の立場に立ち感謝の気持ちを持って挨拶し、お客様に感動される接客で「買う心 同じ心で 売る心」で商売しています。と、講演がありました。

角上魚類ホールディングス株式会社は、日本一の魚屋を目指されています。
天草漁協としてもこの講演からいろいろなことを学び、今後の課題として「4つのよいか」 基本を「買う心 同じ心で 売る心」で、販売促進へ繋がるよう努力していきたいと思います。
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次に、天草漁協本渡支所の取組み発表がありました。

  課題:鮮魚マップ(仮)の取組み
天草漁協本渡支所長
   【天草漁協本渡支所長 田中より発表】
今回の主題にあたり鮮魚マップ(仮)の発表をしました。

天草漁協は、天草市・上天草市・苓北町の3つの自治体の中に17の支所がある熊本県下最大の漁協で、本渡と牛深に2つの公設市場を所有しております。特長として、多様な漁業が営まれ多種の魚の水揚げが行なわれておりますが、昔に比べ、魚の水揚げ量、価格の低迷、そして仲買人の減少など年々厳しい状況です。
そこで!あることをきっかけに『鮮魚マップ(仮)』の提案があり、現在取組みをしております。

その「あること」とは・・・地元の主婦からの一言
「天草の魚を子どもに食べさせたいけど、どこに行けば買えるの?」との問い合わせがあったそうです。
そこで、スーパーを利用される方は多いと思いますが、鮮魚店は知名度が低い為あまり知られておりません。
他にも天草漁協に県外からの観光客から「どこで魚を買えるのか」と問い合わせが多いのが実態です。
この地元の主婦からの一言がきっかけで、若い世代は鮮魚店を知らない人が多いことから『鮮魚店の地名度を上げ、良さを広める工夫をしよう』となり、鮮魚マップ(仮)に取組むことになりました。

お母さんが、子どもに魚を食べさせたいけど様々な課題があって食べられず困っているのが現状なのかもしれないと思い、地元産(魚など)意識して購入しているかアンケートをとりました。
天草漁協本渡支所長
高齢者になるほど魚を購入されているのに対して、若い世代では低水準でした。
その理由としては、魚食をとりまく消費者の方の5つの課題があり、
それは・・・
1.ごみ処理や汚れるのが面倒
2.魚アレルギーや鮮度の見分けができないし安心かどうか
3.技術や習慣がないこと(下処理など難しいから魚離れしている)
4.魚に対する知識(旬、買う場所、おいしい食べ方がわからない)
5.価格(安いのか、高いのかわからない)

お母さんなら誰でも一度は思われたことがあるかもしれません。
魚の捌き方もわからず下処理法が難しい、魚を子どもに食べさせたいけど下処理の手間を考えると肉の方が楽だというのが現状です。
しかし、こういった課題をもつ人に、知ってほしいことがあります。
それは、鮮魚店に行くことでコミュニケーションが図られ、その悩みが解決するということ。

鮮魚店に行けば・・・こんなメリットがあります!
(1)下処理(魚を捌いてくれる)サービスがあります。
  (※1の
面倒3の技術が解決)
2)新鮮な地元の魚が買えます。どの魚が新鮮なのか教えてもらえます。
  (※2の
安心かどうか5の価格の課題が解決)
(3)対面販売でコミュニケーションが図られ、魚や魚料理の知識が増えます。
    会話の中で美味しい食べ方やどの魚が旬なのか等、 色々なことを直接教えてもらえます。
           (※4の知識が解決)

この悩みを解決してくれるのが、鮮魚マップ(仮)になると思います。
鮮魚マップ(仮)に取組むことで消費者の方が一目でわかり、今まで魚を食べられずに困っていた消費者の方の家庭のお手伝いがきっと出来ると思います。
課題が解決するように、今後鮮魚店へ行くことをお薦めします。
是非、鮮魚マップ(仮)を利用されてみて下さい。
鮮魚店を利用することで、魚食普及に繋がり、鮮魚店の売上向上となり、魚市場の活性化に繋がり、さらに漁業取得の向上へ繋がってまいります。
消費者の方も、鮮魚店も、漁業者の全ての方にいろいろなメリットがあるのではないでしょうか。
現在地域では、崎津の世界遺産登録、そして、漁協としても五和の道の駅構想で観光・商業面で大きな転機を迎えております。
2020年には、東京オリンピックもあり、県外や国外からも観光客が増えることでしょう。
私達も未来に向かって、美しい天草の海で育った美味しい魚介類を全国の皆さんへ情報発信していくために、今後、この鮮魚マップ(仮)(天草漁協管内の鮮魚販売店を掲載した地図)を、鮮魚店やスーパーに設置予定です。と、本渡支所長 田中より発表がありました。
天草漁協本渡支所長

天草漁協としては、10年後も20年後も次世代が天草の魚を美味しく食べれるように未来の消費拡大に繋げたいという思いで取組んでいます。
次世代の子どもに天草の魚を食べてもらうことで魚の美味しさを知ってもらい、次世代へと受け継がれた天草地域の良さ、魚の美味しさを全国の人へ伝えていってもらえたらと願っております。
また新鮮な魚が食べたくなった時には、天草漁協HPの鮮魚マップ(仮)を利用していただき、気軽な気持ちで鮮魚店に行かれることを提案します。
キーワード: 天草
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