家族旅行村「安心院」で研修を終えた私たちは、すぐそばにある安心院温泉センターで入浴しました。そして、午後6時に、温泉センターまで、各民泊受入家庭から迎えに来て下さっていました。

 

 安心院の民泊のシステムは、まず、お客さんは、家族旅行村「安心院」にあるNPO法人安心院町グリーンツーリズム研究会事務局で受付をし、民泊の料金を支払います。その後、温泉センターで入浴し、入浴が終わる頃に、各家庭から迎えに来ていただき、その後、各家庭に移動することになっています。

 

 上津浦地区振興会の研修参加者は、5つのグループに分かれて民泊体験をすることになっていました。

 

 さぁ!農泊体験の始まりです!

私たちのグループは、長尾茂幸さん、橋本和博さんと私の3人です!

「ゆずりはの里」佐藤美代子さんのお宅にお世話になります!

 

 佐藤さんのお宅に伺う途中、酒屋さんに寄っていただき、ビールや焼酎を購入しました。

 

 佐藤さんは、もともと安心院の出身とのこと。数年前に、ある事情があり、安心院に移り住みご実家のぶどう農家を継ぐことに・・・

 でも、どうせ安心院で暮らすのなら、思いっきり田舎暮らしを楽しもうということで、ご実家より山の中の、わざと辺鄙な土地にある家を購入し、スローライフを楽しんでおられるとのこと!

 

 そういえば、車が随分山の方に走ります・・・

 

 着いてみると・・・趣のあるお宅です!なんと築150年の農家の家を改築して暮らしておられるとのことでした・・・

 

 そして、中に入ってまた驚きです!土間があり、その横の間には囲炉裏が・・・

 

 まさに、田舎暮らしという雰囲気です!

 

 そして、その囲炉裏を囲みながら、山の幸と美味しいお酒をいただくことに・・・

 ご主人は、お酒が大好き!

私たちが来る途中に酒屋に寄ったことを奥様から携帯電話で聞いたご主人は、とても嬉しかった!とおっしゃっていました!

 

0202-04 上津浦地区振興会先進地研修(大分県安心院町) 033 

 

 佐藤さんご夫婦は、グリーンツーリズムをとても楽しんでおられるご様子です!ときどき訪れる民泊客との交流を楽しみながら、農業のほかに収入も得られる。私たちがいただいた料理も、ご自分の畑や山で採れた山の幸や、川で採った魚などで造っているため、ほとんど購入したものはないそうです。

お客さんをどんな風にしておもてなしするか考え、工夫することも楽しみの一つになっておられるのかもしれません!

 

 美味しい料理やお酒をいただきながら、ご夫婦との会話を楽しんでいると、いつの間にか1130分になっていました!

 そろそろ休もうということになり、布団の中に・・・すぐに眠りました!

 

 翌朝、朝食の後、コーヒーをいただきました!

 とても静かな朝です!鳥のさえずる声のほかに何も聞こえません・・・

 こんな贅沢あるでしょうか?

 

 山の中のスローライフを存分に堪能し、佐藤さんのお宅での民泊体験は終了しました!

 

 今回の安心院町グリーンツーリズム研究会の研修と民泊体験を終えて、いくつかの、地域づくりの肝の部分が見えてきたような気がします!

 

 一、女性がやる気になると地域が動く!

 二、地域づくりは楽むことが大切!

 三、地域づくりはお金にならないと続かない!

 四、足を引っ張らない!

※ 個人のお金儲けということではなく、地域への経済的な効果を住民が理解し、協力する。

 五、その地域のありのままが資源になる!

 

 

 安心院町のグリーンツーリズムの取り組みは、上津浦でもやる気になればできることだと思います。

 今回の研修で学んだことを、上津浦での地域づくりへと繋げて行きたいと思います!

 

 

2013年02月25日更新