「そこぎりの舎」本多雅子さんのお宅を後にした私たちは、安心院町グリーンツーリズム研究会事務局がある家族旅行村「安心院」へ移動しました。

そこで私たちを待ってくださっていたのは、NPO法人大分県グリーンツーリズム研究会事務局長望月陽子さんです!

 

 0202-04 上津浦地区振興会先進地研修(大分県安心院町) 022

 

もともと望月さんも安心院町で農村民泊に取り組んでおられたのですが、あまりに民泊の申込が多いために、安心院町だけでは受入ることが困難になったことや、民泊が農村の活性化に有効であることから、今では大分県の全域で取り組むようになり、県規模のグリーンツーリズム研究会を組織され、その事務局長に就任されています。

望月さんがおっしゃるには「農泊(農村民泊)をやっている人はみんな元気!とくに女が元気だね!

民泊客と交流することで、楽しい人生を送っているとのことでした!

望月さんいくつに見えますか?

50代、60代、なかには30代に見えるという人もいらっしゃいましたが、なんと昭和16年生まれだとか!お若いですね!

それと、もう一つ大事なこと!「農泊はお金になる!

 もともとは、農家の嫁の経済的な自立を目指すことが、この事業を始められた目的の一つだったとか・・・

 宿泊料6,500円のうち、1割は事務局、9割は受入家庭の収入になるそうです!仮に3人泊めたとしましょう!6,500円×0.9×317,550になります。これを、月に6組(5日に一組の割合)泊めたとしましょう!17,550円×6105,300になります。本業の他に月10万円を超える収入があり、民泊客との交流を楽しみ、地域への経済的な効果がおおいにあり、もしかすると人口減少対策にも繋がるかもしれない!

 もし、人との交流を楽しいと感じる人にとっては、こんなにいいことはないのでしょうか?

また、民泊受入はどうも・・・という人も、地域の活性化のために協力することはできるのではないでしょうか?

足を引っ張らないで手を繋ごう!」安心院はこの精神で農泊に取り組んでこられたそうです!

 最近、たまたまではありますが、奈良県明日香村の村長さんのお話を聞く機会がありました!

 明日香村は一昨年から民泊を始められたそうです!民泊受入の人数ですが、一昨年は56人、昨年が250人、そして今年は約2,000人の予約があるとのことです。つまり、毎年一桁単位でお客さんが増えています!こんな成長産業があるでしょうか?

 

 さぁ!いよいよ次回は、5つのグループに分かれて農泊体験をします!

私たちがお世話になった「ゆずりはの里」佐藤美代子さんのお宅で過ごしたスローライフ体験をお伝えします!

 

 安心院町グリーンツーリズム研修については、一度に伝えることはできないので、何回かに分けて、お伝えしたいと思います!

 (その○○)までいくかわかりませんが、どうぞお付き合い下さい!

 

 

2013年02月19日更新