「あゝをとうとよ、君を泣く、君死にたまふことなかれ」
与謝野晶子の詩が劇中、頭から離れませんでした。
12月4日天草市で行われた「歳末ふれあいのつどい2011」で、
天草中央ロータリークラブ・フォーテスト一座が「天草特攻隊」
を演じられた時です。
「天草海軍航空隊 神風特別攻撃隊」の話はあまり知りませんでした。
「昭和20年5月下旬に第一次攻撃隊、6月下旬には第二次攻撃隊が発進し、
月明を利用して沖縄に向かい8機16名が玉砕された」と、説明されました。
激しい特攻訓練中に3名が殉職されたとも。
劇は、おばあちゃんが孫に戦争の話をするという手法から始まりました。
戦後生まれの私は経験を通した戦争の話は出来ません。
けれど歴史から学びその歴史の教訓を生かすことは出来ます。
豊かで平和な生活を享受している 子ども達に平和のありがたさを
天草の歴史を通して伝えたいと思いました。
晶子の詩は「親は刃(やいば)をにぎらせて 人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて 二十四までをそだてしや」と続きます。
劇は、夫と二人 涙して見させていただきました。