Windowsを扱ってる人は「拡張子」というものを聞いた事があると思います。
では、この拡張子というのは何なのかというとファイルの種類を表すものです。
テキストファイルであれば「XXXXX.txt」
写真などの画像ファイルであれば「XXXXX.jpg」
といった感じでファイル名の後ろにつく「.txt」や「.jpg」を指します。
この拡張子によって、そのファイルをクリックした時、
どのプログラムが立ち上がるかが決まります。
たとえばXXXXX.txtというファイルだった場合は
メモ帳等のテキストエディタが立ち上がり、
XXXXX.jpgのような画像ファイルであれば、
Windowsフォトビューアー等が立ち上がります。
なので、画像ファイル等の拡張子を「.jpg」から「.txt」に変えると
画像ファイルなのにメモ帳が立ち上がります。

登録されている拡張子を変更しようとすると、こんな感じで
いかにもファイルが壊れるぞみたいな警告が出ますが
拡張子を変えてもファイルの中身には一切影響ありません。
ファイルの中身は何も変わらない(画像データのまま)なのに
メモ帳で無理矢理開いてしまいますので中身は文字化けしたような
メチャクチャな内容で表示されてしまいます。
ただし、この状態でメモ帳で保存をしてしまうとファイルが壊れてしまい、
拡張子を戻しても開けなくなります!
例えば次の内容をメモ帳で保存したとします。


ファイル名は「めいぼ.txt」です。
これをダブルクリックしてみると、メモ帳で保存した内容が表示されます。
では、拡張子を「.csv」に変更してみます。

ファイルのアイコンが変わりました。
中身は何も変わっていません。
これをメモ帳で開いても↑と同じようにきちんと開けます。
じゃあ、ダブルクリックして開いてみると・・・

Excelが立ち上がり、Excelが開きました。
しかもセルにきちんとはまり込んでいます。
これはCSVデータといって、項目が,(カンマ)で区切られたデータで、
ExcelはCSVファイルを開く事が可能なのでこのように開く事ができるわけです。
当然、ExcelがインストールされていなければExcelでは開けませんw
また、通常であればExcelの拡張子は.xls(~2003)、.xlsx(2007~)となっていて、
中身はExcelしか理解できないデータ構造となっているため、こいつをメモ帳で開いても
画像ファイルのように文字化けした状態になります。
このように拡張子はどのプログラムで開くかを選択しているだけです。
拡張子をどのプログラムで開くかは設定が可能です。
ファイルの関連付けと言ったりもします。
Windows7ならば、コントロールパネルに「既定のプログラム」なるものがあるので
そこから設定できます。
拡張子がどのプログラムにも関連付けされていない場合は
通常、Windows7ではこのようなアイコンになってます。

WIndows7等では、初期状態では登録されている拡張子を表示しないようになっています。

↑初期状態では青い枠にチェックが入っている場合が多い。
どう言う事かというと、「この拡張子はこのプログラムを起動します」という関連付けが
行われているものは拡張子が表示されません。
例えば、めいぼ.txtの場合、.txtはメモ帳と関連付けされているのでエクスプローラー等で見ると
「めいぼ.txt」ではなく、拡張子が隠れて「めいぼ」とだけ表示されます。
ただし、アイコンで区別がつくのでたいして問題はありません。
個人的には拡張子が表示されないのは気に入らないので表示するようにしてますけどw
また、この拡張子とアイコンの表示を偽装してウィルスに感染させようとする
プログラムもありますので注意が必要です。
長くなったのでその話はまた今度にします。