キーワード:ネットワーク 解除

今はスマホの3GやLTEなんかでも簡単にネットへ接続できるため

ネットへ接続するための「設定」とか無縁になってきつつあるのかもしれませんが、

家庭にあるPCなどでネットに繋ぐ場合は必ず設定が必要になります。

 

いや、PCの設定というかネットワーク機器の設定でしょうか。

しかし今は昔に比べるとつなげるのが随分楽になりました(あんま変わらんかな?)

 

さて、その接続についてですが大きく分けて2パターンあります。

 

パターン1 PCをインターネットへ直接接続

パターン2 ルーター等のネットワーク機器を通して接続

 

パターン1はこんな感じです。

[PC]------[モデムとか]------[Internet]

間にモデム等が入りますが、L3(IPレベル)的には直接接続みたいな感じです。

接続したPCにグローバルIPアドレスが割り当てられます。

また、パターン1はネットワーク機器ではなく、PC側での接続設定が必要です。

 

パターン2はこんな感じです。

[PC]-------[ルーター]-------[Internet]

インターネットへの接続をルーターという機器が肩代わりして接続してくれます。

このルーターですが、家庭でネット回線を引いた場合はおそらく

ADSLモデムやら、CTUやらがルーターの機能を持っているパターンが

多いのではないでしょうか。(業者じゃないので詳しく知りませんがw)

 

おそらく、現在はパターン2が多いと思います。(知らないけど)

ルーター側で設定を行い、後はそのルーターとPCを接続する事で

インターネットへのアクセスが可能となります。

 

※ここでいう設定とは、プロバイダへ接続するための設定です。

 

また、パターン1はPCが直接インターネットと接続されているため、

セキュリティ上もあまりよろしくありません。

パターン2はルーターによってある程度は守られているため

パターン1よりはセキュリティ的にはよいでしょう。

この理由はまた別の機会に書きたいと思います。(そればっかり・・・w)

 

あと、番外的なものですがケーブルテレビ等のインターネットはどうなってるんでしょうか?

それはケーブルテレビに聞かないと知りませんw

ただ、大雑把な予想ですがこんな感じじゃないでしょうか?

[PC]----[CATVモデム]-------[CATVネットワーク]-------[ルーター/FW/Proxy]------[Internet]

いや、あくまで憶測ですよw

 

ネットワークに関しての話題が多くなりそうですが、

とにかくネットワークは奥が深いので今後も色々と書いていきたいと思います。

 

プログラミングのようなマニアック的な内容書いても誰得かという話になりますのでw

ポートと言うと港ですが、ネットワークでのポートも港のような役割を持っています。

ちなみにネットワークでポートというと、スイッチやルーターなんかのネットワーク機器の

LANの接続口もポートと言ったりしますが今回はそのポートではありません。

 

さて、IPアドレスはIPネットワーク上で通信相手のコンピュータを特定できますが、

送信したデータをその通信相手のコンピュータのどのアプリケーションが受け取るのかまでは

IPアドレスは面倒を見てくれません。

 

なので、どのアプリが受け取るのかを別に指定してやらないといけません。

それを特定するためのものが「ポート番号」と呼ばれるものです。

ポート番号は16ビットの符号なし整数(0~65535)で表されます。

 

このポート番号ですが、主要なサービスは番号を決めてあります。

それらのポートは「ウェルノウンポート」と呼ばれていて、IANAという所が0~1023に割当てています。

たとえば、HTTPは80番、SMTPは25番といった感じです。

 

また、ウェルノウンポート以外にも、さしおり登録済のポートがあり、これらのポートを

「レジスタードポート(登録済みポート)」といい、1024~49151番までが割り当てられていて、

ソフトウェア開発元が独自アプリケーション用にIANAへ申請してIANAが管理しています。

 

で、残りの49152~65535番までのポートは「どうぞご自由に使ってね」となっているわけです。

 

さて、ここを見ている人ならネットをやっていますよね?

 

例えば、ブラウザで天草webの駅へアクセスする場合を考えてみます。

URLは、http://amakusa-web.jp です。

 

まず、DNSという仕組みでamakusa-web.jpのIPアドレスを取得します。

(DNSについてはまた別の機会にでも:単純に言うとドメイン名からIPアドレスを調べる仕組みです)

取得した天草Webの駅のサーバーのIPアドレスへ通信を試みますが、IPアドレスだけでは

サーバーのどのサービスに接続するかわかりません。

 

この場合、URLからもわかるとおり、HTTP通信を行います。

HTTPではポート番号が80番だと決まっているので天草Webの駅のサーバーの80番ポートへ接続します。

相手のポートと接続する場合はこちらも相手と接続するためのポートが必要です。

ただし、相手のポートと同じでないといけないわけではないのでこれはブラウザが勝手に

自分の使えるポートを使って相手の80番ポートに接続します。

 

ブラウザが割り当てた自分のコンピュータのポートを2000番だとすると

こちらの2000番ポートとWebの駅のサーバーの80番ポートがつながり、このポートを通じて

HTTP通信が行われるわけです。

 

サーバーはサービスに応じたポートを開いて接続を待ち受けている状態となっています。

もちろん、HTTPサービスが立ち上がってないサーバーに接続しようとしても

ポートが開いていないので接続できるはずがありませんね。

 

このようにポートはどのアプリと通信するかを特定するために重要な役割があるわけです。

また、HTTPサービスを提供する(80番ポートを開いてサービスを提供する)主なサーバーソフトウェアは

有名なものはApacheやIISなどがあります。

 

ちなみに暗号化通信を行う場合はHTTPSとなりますが、この場合はポートは80番ではなくて443番となります。

これらもApacheやIISでも対応が可能です。

 

IPアドレスでコンピュータ、ポート番号でアプリケーションをそれぞれ特定し通信を行っているわけです。

 

また、ポート番号にもTCPとUDPがあり、TCP通信は信頼性が高く遅い(誤解を招くかな?)、

UDP通信は信頼性が低く速い、という特徴がありますが

その話はまた気が向いた時にでもw

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