PCを長く使っていると、だんだん調子が悪くなっていって起動しなくなってしまったりする場合があります。

まぁ、5年も使えばそろそろ買い替え時かな?

と思いますが、PCに保存していたデータはどうなるの?

って話です。

 

PCが起動しなくなった場合はハードウェアが原因かソフトウェア(OS)が原因かで

対応が変わってきます。

 

まず、ソフトウェア(OS)のシステムファイル等が何らかの原因で破損して

立ち上がらなくなった場合です。

 

この場合、起動に必要なファイルが読み出せないだけでHDDそのものは生きており、

保存しているファイルはきちんと残っている場合が多いです。

まず1つの対処方法としては、HDDをPCから取出してUSB等で繋ぐHDDケースにセットして

外付HDDとしてデータを読み出すという方法です。

慣れたWindowsでファイルのコピーができますが、HDDを取り出したりするのにPCを分解したりして

結構めんどいです。

また、外付HDDとして接続するためのケースなんかも用意する必要があります。

 

さて、自分で分解したりするのもめんどいし、壊したりする可能性もあるからあんまりいじりたくない!

って人もいるでしょう。わたしです(^o^)

そういう人はLiveCDという、CDやDVDから直接起動できるOSがあります。

Linuxベースのものが多いですが、GUIによる操作が可能でWindowsっぽくファイルもコピーできます。

そのCD(DVD)をPCに入れて電源を入れると(BIOSの優先デバイスは設定しといてねw)

インストールする必要もなく、デスクトップ画面が立ち上がります。

有名どころだと、KNOPPIXやUbuntuとかでしょうか。

 

これで立ち上げたらUSBのメモリ等をつけて、必要なファイルをコピーする事で

取出しが可能です。(個人的にはこの方法をよく使います。分解はめんどいので)

 

 

さて、ハードウェアの障害により立ち上がらなくなった場合はどうでしょうか?

ぶっちゃけHDDのエラーでなければ上で書いたようにバラしてディスクをUSBで繋いで

外付HDDとして認識させる事で取出しできます。

では、HDDが壊れた場合はどうでしょうか?

\(^o^)/

そうですね、潔く諦める事も大切ですw

 

専門のデータ復旧業者に依頼するとデータを復旧してくれますが(確実ではない)

見積もりを依頼すると、なめてるんですか?というぐらいの金額を提示される場合もあります。

個人ではここまでやるのは難しいのでどうしてもという人は依頼するしかありません。

物理的に壊れているのであれば、使えば使うほど(読み書きすればするほど)症状が悪化する場合が

ほとんどなので、復旧依頼するなら早めがいいと思います。

 

以前、B社製のNASが立ち上がらなくなってしまい、データをどうしても復旧させなければなりませんでしたが

NASのOSの問題で、HDDの物理故障でなかったため取り出せた事がありました。

Windowsでは読み出せないファイルシステムだったのでこの場合もLinuxのLiveCDを使って

別の外付HDDにコピーしました。

また、そのNASはRAID搭載でしたが、RAID構成がRAID1(ミラー)だったため取出しが比較的簡単でした。

もし、RAID5とかだったら分散したデータを複数のディスクから読み出さないといけないので

復旧が困難だったでしょう・・・(SoftwareRAIDなら尚更)

 

まぁ、このような事もいきなり発生する可能性もありますので

大事なファイルは、別媒体にバックアップをとっておくことが一番大事です。

 

ハードディスクは消耗品という事を忘れてはなりませんw

そろそろ寒くなってきて、空気も乾燥してきました。

風邪やインフルエンザ等のウィルス対策は万全でしょうか?

そっちのウィルス対策はお医者さんに聞いてください。

 

さて、ここで書こうとしてるウイルスはもちろんPC等に感染するものです。

ウイルスとは言っても、生物ではありません(実際のウィルスも生物とは言えないらしいですが)

PCなんかに感染するウイルスをコンピューターウイルスと言います。

まぁ、聞いた事ない人はいないと思うくらい有名な言葉です。

 

ウイルスとは感染したPCのファイルを書き換えて

自分自身を複製する機能をもった不正プログラムを言います。

 

今は多くのPCにセキュリティ対策ソフトが入っていると思いますので

安心・・・てわけでもないですね。

セキュリティ対策ソフトは有効ですが、過信するのは危険です。

セキュリティ対策ソフトを入れていてもウイルスに感染した、というパターンは沢山あります。

 

基本、ウイルスはそのウイルスの実行プログラムを実行しなければよいのですが、

セキュリティホールとかあるとそこを突いて不正なコードを無理矢理実行される場合があります。

なのでOSのアップデートも必須ですね。

後は怪しい実行ファイルは起動しないようにするようにします。

 

怪しいファイルは実行しないようにするようにしてても、うっかり実行されてしまう場合があります。

autorunと言って、CDなんかの光学ドライブを入れると自動でCDの中のプログラムを

実行するものがありますよね?ソフトウェアをインストールする場合とか。

 

そのCDなんかにウイルスが入っていたら勝手に実行されて感染してしまいます。

(Shiftキーを押したままCDを入れるとautorunの自動実行はされませんが・・・)

 

isoファイルなんかを仮想の光学ドライブとして扱えるソフトウェアがありますが(VirtualCloneDriveとか)

P2Pとか如何わしいサイトとかから落としてきたisoファイルをマウントしたら

autorunが組み込まれていて不正なプログラムが実行されてウイルスに感染した!

というパターンも結構ありあます。

 

後は、アイコンと拡張子を偽装したものとかありますが、これは拡張子を表示していればすぐにわかります。

(実際はプログラムのファイルなのに、見た目は画像ファイルのアイコンになっている)

 

こんな感じでウイルスは色んな方法を使って感染しようとしてくるので

セキュリティ対策ソフトを入れているからと言っても安心はできないのです。

なので、怪しいと思ったらそのファイルは削除してください。

 

もし、感染したらどうすればいいでしょうか?

駆除すればいいのですが、駆除するのも結構大変な場合もあります。

特にレジストリやシステムファイルを改変されたりするパターンが多く、

復旧が困難になる場合もあります。

なので、感染した場合の一番の解決方法はPCに付属しているリカバリディスクから

工場出荷時の状態に戻すのが一番です。

(HDDに保存しているデータは全て消えますけど)

 

業者にお願いすると駆除してくれる所もありますが、お金はかかるので

状況に応じた対応が必要ですね。

 

特にWindowsXPはサポートが終了します(来年の4月だっけ?)

サポートが終了するとセキュリティホールが新たに見つかった場合でも

修正プログラムの提供が行われなくなります。

(WindowsXPを使い続ける事はできますよw)

 

なので、できる事であればWindows7や8.1なんかにしておいたほうがよいです。(Vistaと8は空気w)

 

あ、Microsoftのまわしものじゃありませんからw

Windowsが嫌ならLinuxでも構いませんよwタダだしw

 

とりあえず、感染リスクはいつでもあると思っておきましょう。

もし感染したらPCの詳しい人に見てもらってください。

復旧してもらえたら、お礼にケーキでもご馳走してあげてください。

 

まわりにPCに詳しい人がいなければ、業者に依頼するのもアリです。

今はスマホの3GやLTEなんかでも簡単にネットへ接続できるため

ネットへ接続するための「設定」とか無縁になってきつつあるのかもしれませんが、

家庭にあるPCなどでネットに繋ぐ場合は必ず設定が必要になります。

 

いや、PCの設定というかネットワーク機器の設定でしょうか。

しかし今は昔に比べるとつなげるのが随分楽になりました(あんま変わらんかな?)

 

さて、その接続についてですが大きく分けて2パターンあります。

 

パターン1 PCをインターネットへ直接接続

パターン2 ルーター等のネットワーク機器を通して接続

 

パターン1はこんな感じです。

[PC]------[モデムとか]------[Internet]

間にモデム等が入りますが、L3(IPレベル)的には直接接続みたいな感じです。

接続したPCにグローバルIPアドレスが割り当てられます。

また、パターン1はネットワーク機器ではなく、PC側での接続設定が必要です。

 

パターン2はこんな感じです。

[PC]-------[ルーター]-------[Internet]

インターネットへの接続をルーターという機器が肩代わりして接続してくれます。

このルーターですが、家庭でネット回線を引いた場合はおそらく

ADSLモデムやら、CTUやらがルーターの機能を持っているパターンが

多いのではないでしょうか。(業者じゃないので詳しく知りませんがw)

 

おそらく、現在はパターン2が多いと思います。(知らないけど)

ルーター側で設定を行い、後はそのルーターとPCを接続する事で

インターネットへのアクセスが可能となります。

 

※ここでいう設定とは、プロバイダへ接続するための設定です。

 

また、パターン1はPCが直接インターネットと接続されているため、

セキュリティ上もあまりよろしくありません。

パターン2はルーターによってある程度は守られているため

パターン1よりはセキュリティ的にはよいでしょう。

この理由はまた別の機会に書きたいと思います。(そればっかり・・・w)

 

あと、番外的なものですがケーブルテレビ等のインターネットはどうなってるんでしょうか?

それはケーブルテレビに聞かないと知りませんw

ただ、大雑把な予想ですがこんな感じじゃないでしょうか?

[PC]----[CATVモデム]-------[CATVネットワーク]-------[ルーター/FW/Proxy]------[Internet]

いや、あくまで憶測ですよw

 

ネットワークに関しての話題が多くなりそうですが、

とにかくネットワークは奥が深いので今後も色々と書いていきたいと思います。

 

プログラミングのようなマニアック的な内容書いても誰得かという話になりますのでw

メールを良く使う人は知っていると思いますが、

メールのあて先を指定する場合、主に「To」「Cc」「Bcc」の3パターンが使われます。

 

この3パターンですが、どういうふうに使い分けていますか?

 

通常、なにも意識せずに相手にメールを送信する場合あて先の

メールアドレスを指定するかと思います。

多くの場合、あて先を指定しただけの場合、Toが使われると思います。

 

意味的にもそれで正解だと思います。

 

To(宛先)は、メールを送りたい、本来の相手に対して送る場合に使います。

つまり、5人いて5人とも本来の送信相手なら5人みんなにToで送ります。

 

ではCcは?

Ccは写しとして本来のあて先の他に送りたい相手がいる場合などに使います。

例えば、Aさんにメールを送信したいが、BさんとCさんにも通知としてメールのコピーを

送信しておこう! という場合にBさんとCさんあてにはCcを使ったりします。

わかり易く言うと、Aさんにこんな内容のメールを送ったよ!

BさんとCさんもついでに送るから見てね!

という感じです。

 

さて、ここで問題が生じます。

AさんとBさんとCさんにメールを送る場合、

ToやCcでメールを送ると3人とも送信先のあて先が丸見えになってしまいます。

例えばAさんが受け取ったメールはBさんとCさんのメールアドレスも見れてしまいます。

他の2人も一緒です。

  

Aさんが受け取ったメールの例)

------------------------------------------------

宛先 : Aさん<asan@aaa.jp>,Bさん<bsan@bbb.jp>,Cさん<csan@ccc.jp>

差出人: Zさん<zsan@zzz.jp>

本文 : このあいだはお世話になりました。

------------------------------------------------

宛先は、BさんにもCさんにも同じように表示されます。

 

つまり同報で送信した人たちのメールアドレスが全ての人にわかってしまいます。

Aさん、Bさん、Cさんがそれぞれ全く知らない人だったらあまりよろしくないですね。

 

その問題を解決するのがBccです。

たくさんの人にメールを送る場合、受け取った人全てが送信された人たち全部のメールアドレスを

見れてしまうのがまずい場合に使います。

Bccで送られたメールは送信された人のメールは自分のアドレスしかわかりません。

何人に送信されたか、誰に送ったかなどは受け取った人には確認できません。

Bccは主にメールマガジンなどで使われています。

メールマガジンをToやCcで送ったらメールマガジンを受け取ってる人同士のメールアドレスが

全部共有されてしまい、悪用されかねませんねw

 

このように、To、Cc、Bccは用途によって使い分けないといけません。

業務などで複数の全く関係ない人たちにメールを送る場合、Bccで送信せずにToやCcで送信したら

会社によっては処罰の対象になる所もあります(・・・よね?w)

 

よく、携帯などでメールアドレスを変更した場合「メールアドレス変わりました」と

メールを送りますが、これをToやCcで一気に送ってしまうとあなたが送った人達全員に

その人たちのメールアドレスも教えてしまう事になります。

送信リストの中の人たちにとってはいい迷惑ですねw

 

なので、複数のメールをいっぺんに送る場合は必ずBccを使いましょうw

まぁ、送った相手を全員に知らせたい場合はToやCcでいいと思います。

 

ちなみにメール送信に使うSMTPというプロトコルですが、

これはTo、Cc、Bccを区別しません。

では、何が区別するのか?

メールを転送するためのソフトウェア(メールサーバーに常駐しているプログラム)などが

これらの情報を見てBccだった場合はあて先の人以外のメールアドレスを除外します。

 

じゃあToとCcはメールサーバーでの処理はどう違うのでしょうか?

全く同じです。

 

 ToとCcは受け取った人に対しての意味をアピールするだけで、

メールサーバーでの扱いは全く区別されません

「あ、Toで来てるから自分あてだな」とか「Ccなら中身だけ見とくか」みたいな。

 

 

どうですか?

メールアドレスの変更通知を送るとき、送り先の人たちに

その人たちのメールを晒してしまった事がある人はいませんか?

 

もう送ってしまったものは仕方ないので、今後はBccで送るように気をつけましょうw

ポートと言うと港ですが、ネットワークでのポートも港のような役割を持っています。

ちなみにネットワークでポートというと、スイッチやルーターなんかのネットワーク機器の

LANの接続口もポートと言ったりしますが今回はそのポートではありません。

 

さて、IPアドレスはIPネットワーク上で通信相手のコンピュータを特定できますが、

送信したデータをその通信相手のコンピュータのどのアプリケーションが受け取るのかまでは

IPアドレスは面倒を見てくれません。

 

なので、どのアプリが受け取るのかを別に指定してやらないといけません。

それを特定するためのものが「ポート番号」と呼ばれるものです。

ポート番号は16ビットの符号なし整数(0~65535)で表されます。

 

このポート番号ですが、主要なサービスは番号を決めてあります。

それらのポートは「ウェルノウンポート」と呼ばれていて、IANAという所が0~1023に割当てています。

たとえば、HTTPは80番、SMTPは25番といった感じです。

 

また、ウェルノウンポート以外にも、さしおり登録済のポートがあり、これらのポートを

「レジスタードポート(登録済みポート)」といい、1024~49151番までが割り当てられていて、

ソフトウェア開発元が独自アプリケーション用にIANAへ申請してIANAが管理しています。

 

で、残りの49152~65535番までのポートは「どうぞご自由に使ってね」となっているわけです。

 

さて、ここを見ている人ならネットをやっていますよね?

 

例えば、ブラウザで天草webの駅へアクセスする場合を考えてみます。

URLは、http://amakusa-web.jp です。

 

まず、DNSという仕組みでamakusa-web.jpのIPアドレスを取得します。

(DNSについてはまた別の機会にでも:単純に言うとドメイン名からIPアドレスを調べる仕組みです)

取得した天草Webの駅のサーバーのIPアドレスへ通信を試みますが、IPアドレスだけでは

サーバーのどのサービスに接続するかわかりません。

 

この場合、URLからもわかるとおり、HTTP通信を行います。

HTTPではポート番号が80番だと決まっているので天草Webの駅のサーバーの80番ポートへ接続します。

相手のポートと接続する場合はこちらも相手と接続するためのポートが必要です。

ただし、相手のポートと同じでないといけないわけではないのでこれはブラウザが勝手に

自分の使えるポートを使って相手の80番ポートに接続します。

 

ブラウザが割り当てた自分のコンピュータのポートを2000番だとすると

こちらの2000番ポートとWebの駅のサーバーの80番ポートがつながり、このポートを通じて

HTTP通信が行われるわけです。

 

サーバーはサービスに応じたポートを開いて接続を待ち受けている状態となっています。

もちろん、HTTPサービスが立ち上がってないサーバーに接続しようとしても

ポートが開いていないので接続できるはずがありませんね。

 

このようにポートはどのアプリと通信するかを特定するために重要な役割があるわけです。

また、HTTPサービスを提供する(80番ポートを開いてサービスを提供する)主なサーバーソフトウェアは

有名なものはApacheやIISなどがあります。

 

ちなみに暗号化通信を行う場合はHTTPSとなりますが、この場合はポートは80番ではなくて443番となります。

これらもApacheやIISでも対応が可能です。

 

IPアドレスでコンピュータ、ポート番号でアプリケーションをそれぞれ特定し通信を行っているわけです。

 

また、ポート番号にもTCPとUDPがあり、TCP通信は信頼性が高く遅い(誤解を招くかな?)、

UDP通信は信頼性が低く速い、という特徴がありますが

その話はまた気が向いた時にでもw

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