七十二候だより いのちの暦 [第63回]
第三十候 夏至 末候
半夏生 はんげしょうず

梅雨の日に写真2枚贈ります。

七十二候の中には、なじみのない言葉が
割合多く出てきますが、
この「半夏生(はんげしょうず)」もその一つです。
半夏(はんげ)という、きれいな文字に、
生=生きる、生まれる、生ずる
という文字。

半分の夏、夏半分に何が起きるというのだろうと
ただ眺めるだけで調べもしないときは
謎めいていたものです。
でも、もうわかります。

半夏とは、絵とともに説明がありますが、
サトイモ科の薬草「烏柄杓(からすびしゃく)
のことをいうのだそうです。

絵を見ると、
葉っぱ(葉柄)がくるりと丸まっています。
この巻き方、
花のカラーと同じ、
カラーも同じサトイモ科でした。

「半夏」の丸まったそのさまを、
烏が使う程度の小さな柄杓に見えるからと
「烏柄杓」と呼ぶようになったそうです。
烏に柄杓を持たせるなんて
なんとイキな発想でしょう。

「カラスのエンドウ」もありますから、
野良仕事にはカラスは親しい鳥だったのでしょう。
そんなことを思うと、
半夏という文字の美しさにも
親しみが含まれているように感じます。

誰かに、何かに、親しみを感じる、
という心もちになるというのは
日々の張りつめた営みの中で
ひととき心がやわらぐ幸せの一つです。

このあいだ、奈良に住むイラストレーターの、
小池百合穂さんから
「梅雨が続きますね。ごぶさたしております」と
メールをいただきました。

ここのところ、毎号、
「きものリフォーム」のページでイラストを
描いていただいていますが、担当におまかせで
私は本当にごぶさたをしておりました。

「毎日が発見」の仕事を通しての
それも離れていますから
メールか電話のおつきあいですが、
やわらかでやさしいお人柄に包まれて
一度お会いしただけで親しみを感じてきました。

メールには、夏には伺います、という
うれしい予告と「あじさいと、カワトンボの写真を送ります」
とありました。「カワトンボ、かっこいいです」と。
こんな、かっこいいカワトンボ、いるんですね。
というわけで、みなさまにも写真を見ていただきます。

あじさいは、京都・宇治の三室戸寺、



カワトンボは奈良のあじさい寺・矢田寺での撮影、とあります。



きれいな写真でしょ。小池さんもこんな感じの方です。
二つとも知らないお寺。
さ、調べて今度行きましょう。
小池さんが行くのですから、
訪ねる甲斐のあるお寺に決まっているのです。

片寄斗史子

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毎日が発見
2015年07月08日更新