島子地区振興会
島子地区は、有明地域の西端に位置し、北はおだやかな有明海と雲仙の山並みを望み、
南は動鳴山(ドウメイサン)(標高495m)がそびえる自然豊かな地域です。総面積は11.21k㎡で、山林が多く、脊梁より有明海にそそぐ5水系により海に向かって拓けています。
《大島子諏訪神社例大祭 太鼓踊り》
国道324号線沿いに大島子諏訪神社があります。創建年月日及び由来は不詳となっておりますが、一説によれば、天草・島原の乱(1637年)後の創建とも言われており、祭りの神幸行列が始まったのは、寛文2年(1662年)ごろと思われます。
祭りは、従来10月17日護夜祭、10月18日例大祭として行われてきましたが、昭和50年代半ばから10月18日に近い日曜日(10月第3日曜日)と定められました。
神幸行列のほかに太鼓踊りも奉納されます。「ヤッハッ」の掛け声勇ましく、無言劇方式による数々の武勇伝や悪魔退散、五穀豊穣、家内安全を祈願する太鼓踊りです。近年は、踊り手や後継者不足の問題がありますが、島子太鼓踊り保存会をつくり、伝統を引き継いでいく動きもあります。
【神幸行列・太鼓踊りの内容】
古色豊な行列が、太鼓踊りの道中太鼓に合わせて練り歩き、また歌舞伎をまねた太鼓踊りでは、笛や太鼓の楽に合わせて、ユーモラスに表現した13種類の無言劇「狐忠信」「いざり勝五朗」などを奉納します。民心を思い、歌舞伎を取り入れたのではと言われています。
開催場所 :天草市有明町大島子地区 大島子諏訪神社、島子八幡宮、その間の道中
開催日時 :10月第3土・日 神幸行列は両日とも午後から夕方まで
【お問い合わせ】
島子地区振興会 TEL:0969-52-0452