ひまわり上津浦こうつうら地区振興会花


今週は、上津浦地区のシンボルでもある霊峰・老岳おいだけについてご紹介します。


 上津浦地区は、天草上島の北西部、天草市有明地域の西部に位置し、北は有明海、東は赤崎地区、西は下津浦しもつうら地区、南は栖本すもと地区に囲まれた、面積11.43k㎡の地区です。かつては天草五人衆の一人である上津浦氏が覇権をふるっていた地域であり、16世紀末にはキリスト教伝来と共にキリシタン文化が栄え、南蛮寺跡、上津浦城跡地など、歴史的・文化的に価値のある史跡に恵まれています。


 この上津浦地区には、天草上島を代表する霊峰・老岳が、地域を守るかのように大きくそびえています。山頂には、上津浦氏の守護神であったとも言われる「老嶽おいだけ神社」が、うっそうと茂る木々に包まれるかのように鎮座しており、江戸期から、現在の有明町のほか栖本町や松島町などの人々が、五穀豊穣、家内安全、航海の安全などを願って参拝してきました。


 また、老岳からはさまざまな風景を見ることができます。標高590mの山頂の展望台からは、雲仙普賢岳うんぜんふげんだけや海に浮かぶ天草松島の島々と天草五橋、九州連山や八代、葦北あしきたや鹿児島の島々など、360度の美しいパノラマを一望することができます。さらに、老岳の裾にひろがる地域は約30haの水田が広がる田園地帯となっており、稲穂が実る時期には一帯が黄金色に包まれます。


 これらの風景を楽しんでもらえるよう、上津浦地区振興会では、10月末に老嶽神社の例祭に合わせ、片道9㎞のコースを歩く“老岳ウォーク”を開催し、町外の方々も多く訪れています。


 今後も、霊峰・老岳とそれを取り巻く風景を大切に守っていきたいと思います。


老岳山頂からの眺望(松島方面)  老岳山頂からの眺望(御所浦・鹿児島方面)
     老岳山頂からの眺望(松島方面)          (御所浦・鹿児島方面)


                           

                                  【問い合わせ先】
                                    上津浦地区振興会
                                       TEL/FAX:0969-53-0501

キーワード: 上津浦
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