地域リーダーの養成を図るため、1219日に社会福祉法人姫戸ひかり会高齢者福祉施設 ひかりの園施設長 深谷誠了氏を講師に第2回を開催しました。参加者は、前回に引き続き、本渡管内地区振興会から推薦された方など47名が受講しました。

深谷氏より、施設にあっても在宅であるような温かくてリラックスできる居場所づくりへの取り組みを紹介していただきました。具体的には、少しでも慣れやすいように小人数グループ(ユニット)化、体に不自由があっても機械浴でなく、浴槽への入浴を実践、入所者が自治会を設立し、やりたいことや食べたいものを実現していく仕組みや実現に向けた財源の確保、施設から自宅への逆デイなど説明がなされました。入所者の方の多くは、自宅がいいけれど我慢している。少しでも楽しく過ごしてもらえるように今後も取り組みを進めていきたいとのことでした。

また、上天草高校、上天草市と一緒に上天草ちいきKAIGOREBORNPROJECTを実践されています。学校に、専門家を派遣し、介護は大変だけど大切で面白いことを高校生に体験してもらい、人手が不足がちな介護業界へ関心をもってもらい、地元就職へつなげていくことを目的に実践されています。この取り組みを始める際に、高校は、定員を維持し、魅力ある高校にしたい、介護業界も人手不足で人材を確保したい、市も人口減少特に若者の流出が懸念されるなかそれぞれでは対応が難しい問題を3者が一緒にプロジェクトを行うことでまとめて課題解決に向けた取り組みを始めたとのことでした。課題を組み合わせる考え方は、参考になりました。


深谷 誠了氏











2018年12月26日更新