先日の お楽しみ会で このお話をしていただきました。私も初めて聞いたお話でしたので・・
戦争のさ中、一人の女の子がいました。空襲で家が焼けてしまって、田舎へ越してきました。
田舎の小学校へ通います。隣の席に腕白な男の子がいました。
3月3日のひな祭りの日、男の子は、女の子に 小さな赤いえんぴつと、緑色のえんぴつをくれました。
3センチほどの長さのえんぴつです。芯を削ったところには顔が描いてあります。
二つ並べると、おだいり様とおひな様になりますね。
「明日、三人官女を作ってきてあげる」と言って、男の子は家に帰りました。
その夜、空襲で、男の子の家は焼けてしまい、男の子もなくなってしまいました。