10mlバイアルについて
 新型インフルエンザワクチンは妊婦用を除いて「10mlバイアル」で供給される。
 通常の季節性インフルエンザワクチンは、1mlバイアルでの供給が当たり前。

なぜでしょう?
たとえば、1mlバイアルの場合、うまく使えない場合を想定し、通常1.4ml程度入っている。
つまり、一人0.5mlずつなので、二人に打つと0.4mlずつ無駄になる。20人に打てば8人分無駄になる計算。
これを10mlバイアルにすると、通常19人に打てるので、19人打って無駄は1人分という計算になる。
すごく無駄が少なくて、良さそうに思える、机上の空論。

受託医療機関に名乗りを上げた医療機関は60以上あります。
http://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/26230.pdf
このすべての医療施設で、1回封を開けたら、余った分は翌日には使えないので、
1日のうちに約20人分を使いきらなくてはいけない。

可能でしょうか?
もし、各診療所が平均で10人程度のワクチン接種を行うと、半分程度のワクチンが無駄になってしまう・・・。
最初の計算より悪くなりそう・・・。
もし、翌日に持ち越せば、病原菌が繁殖した者を注射することになり、本末転倒。

受託医療機関をこんなに増やさず、各保健所でするなど、まとめてすれば、
10mlバイアルは良い案だったかも。

猿知恵と言われたくないから、またものすごい通達を出してくるんだろうなぁ。



キーワード: インフルエンザ
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