またまた日記は遡りますが、今年の3月中旬の日記です。


小学生の頃、遠足といえば「ヨクバ(憩場?)」経由で「マッチャマ(松山?)」まで遠足に行ったものでした。


「ヨクバ」は嵐口の港から見て南側の山の稜線にある小さな広場の事です。


「マッチャマ」はヨクバから更に奥に入った緩やかな斜面の草地で、遠足の時に宝探しをしたのを覚えています。


しかし、もう40年以上遠足などで人が行くことは無くなり、道も判らなくて荒れ放題となっているだろうと思っていました。


昨年の春ごろ、チェンソーの音が響いていたで何処を切ってるのだろうと、聞いてみたら嵐口地区振興会の会長さんら3人で道を切り開いてると知りました。


嵐口地区の「山ん神」あたりから「ヨクバ」へ、さらに御所浦島の最高峰、「烏峠」(442m)まで道を作ったと会長さんから聞きました。



それから1年、今年の3月15日、烏峠にワラビが出ていないかと原付バイクで行ってみました。


前島ではすでにワラビは出ていましたが、標高の高い烏峠にはまだまだ1本も見つける事が出来ませんでした。


展望所で素晴らしい景色を眺めていたら、ヨクバの事を思い出しました。


会長さんはコースには荷造りロープを張っているので迷うことは無いだろうと言っておられたので、どんな道が出来ているのか歩いてみたくなりました。


時刻は午後3時です。30分くらい歩いてみることにしました。


ヨクバ
     写真の左側の龍ヶ岳の前の海が見えるへこんだ辺りが”ヨクバ”と思われます。



施設のある所からしばらくは判りやすくてロープも張ってあり歩きやすい道でした。


しばらく行くとロープが途切れ途切れになっていますが歩くコースは大体判りました。


そして、小さい木が倒れたりして歩きにくくなってきました。


更に歩いていくと大きな木が根こそぎ倒れこんでいました。


ヨクバ
下の根の所の長さは4~5mほどあるでしょう。左下にロープが張ってあるのが見えています。



右に回り込んでさらに先へと行ってみました。


尾根筋とあってか大・小多くの木が倒れていました。

ヨクバ
2本倒れてる真ん中にロープが見えます。



去年の台風で倒れたと思われます。烏峠からヨクバまでは稜線の尾根筋なので風が強く当たるのだと思われます。


もう引き返そうかと思いましたが、もう少し、もう少しと進んでいるうちに40分ほど経っていました。


もう引き返すには緩やかだけど登りになるし、1時間ほどかかるかも知れないと思い、こうなったらヨクバまで行って嵐口地区まで下りて行こうと決断しました。


草やチンチク竹が生い茂って藪になってる所もありましたが、はっきりと昔の道だと判る所もありました。


ヨクバ
”マッチャマ”は何処なのか全く判りませんでしたが、軽トラなら通れるんじゃないかと思うくらいの立派な道がありました。

更に歩いて行くと”ヨクバ”らしき広場に出ました。

烏峠から歩くこと1時間10分、ついにヨクバへとやって来ました。


ヨクバ

思ってたよりは広くなくてちょっとがっかりですが、ヨクバに間違いありません。

低い雑草でおわれていますが先の方を見ると前島が見えました。


ヨクバ
下脇地区は見えますが、手前の木々で竹地地区は見えません。




ヨクバ

埋め立てたり、建物が変わったり、出来たりして昔とはだいぶ違いますが、約50年ぶりにヨクバから眺める風景はとても懐かしく思いました。

スマホの標高アプリで標高を計測してみたら231,54mと出ました。



時刻はもう午後4時を過ぎています。

すぐに下へと下って行きました。


下りは急勾配で木々に捕まって下りなければならない所や滑りやすい所も多くあって歩きにくかったです。


もうすぐ畑に出るだろうという所で、道が判らなくなってしまいました。


チンチク竹の藪漕ぎを後ろ向きで下って行くとやっと畑に出て、山ん神様が見えた時にはホッとしました。


ヨクバ

よくぞイノシシに出会わなかったものだと思いました。

ヨクバ
山ん神様に感謝してお参りしました。


家に帰り着いたのは午後4時45分でした。


それから軽トラに乗って烏峠まで行き、原付バイクを回収して帰りました。

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