こんにちは。


地域おこし協力隊の北野です。


4月も終わりに近づき、ずいぶんと温かくなってきました。


新和町では



「新茶」



の摘み取りが最盛期を迎えています。



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新和町唯一の茶園である


大宮地地区の「清水製茶」さんでは


4月の中旬より新茶の摘み取りが始まりました。


清水製茶さんの茶畑が広がる大宮地地区の中山は


平家城(へいけんじょう)がある山腹の傾斜地で


天草の中でも特に寒暖の差が大きく、冬には雪も降ります。


その気候が、お茶の栽培には適しているようです。


茶摘みは5月の初旬まで行われ、新芽の3葉~5葉までを


専用の機械で摘み取ります。


清水製茶さんでは



「釜炒り製 玉緑茶(たまりょくちゃ)」



を主に販売しており


農薬を一切使用せず、草刈りや選定、土づくりに労を惜しまず


「一番茶のみを収穫する」という


こだわりぬいた製法でお茶をつくっていらっしゃいます。



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さて


「釜炒り製 玉緑茶(たまりょくちゃ)」


とは、どのようなお茶なのでしょう。


清水製茶さんにお聞きしてきました。



1.お茶の新芽を摘む


2.製茶工場へ運び、釜にお茶を入れる


3.荒炒り(釜で炒り、発酵をストップさせる)


4.揉捻(茶葉の組織を壊さないように揉みほぐす作業)


5.熱風で水分を飛ばす


6.さらに揉みながら乾燥させる


7.熱を加えながら茶葉の形を整える


8.一回目の切断


9.仕上げ釜(香りと味を引き出す)


10.二回目の切断


11.茎などを取り除く


12.仕上げ作業



昔、私の実家でもお茶を栽培していたので、おおよそは知っていたつもりでしたが


こんなにもたくさんの工程を経て


お茶がつくられていることは初めて知りました。


こだわりぬいた土壌づくりと


丁寧な製茶作業こそ


清水製茶さんのお茶が美味しい理由なんですね。


だからこそ、清水製茶さんは



全国茶品評会 農林水産大臣賞5回受賞


熊本県茶品評会1等


九州農政局長賞


熊本県知事賞



他、数え切れないほど多くの賞を受賞していらっしゃいます。


幾度となく、全国のトップに選ばれたお茶の「旨味」を


ぜひ一度、ご賞味ください。


天草島内では


「天草とれたて市場」、「しんわ夕やけ市場」、「イルカセンター」、「上天草さんぱーる」


にて、販売されています。


新茶の販売は、しんわ夕やけ市場では5月6日(水)より店頭に陳列予定です。


また、茶葉を冷蔵庫でゆっくりと熟成させた「しずく茶」も絶品です。


ぜひ楽しみにお待ちください。


新茶の販売等に関するお問い合わせは



清水製茶 → 0969-46-2689



までお願いいたします。




2020年04月28日更新