1月19日にupした「足し算命」、②は23日(土)に朝日新聞に掲載されました。病状の経過が書かれていました。2018年6月、胃からの大量出血でさすがお医者さん、すぐに「胃癌だと腹をくくりました」勤め先の海南病院で内視鏡の検査、胃癌ではなくて、粘膜の内側に出来る悪性腫瘍(ジスト)と診断され、「長くは生きられまい、と覚悟しました」摘出手術はしたものの、悪性度のリスクは超高リスクで、再発・転移の可能性は飛びぬけて高く、「目の前は真っ暗、足元が崩れる思いでした。そして本格的な闘病が始まりました」
連載③は昨日30日(土)。「術後、抗がん剤の治療が始まり、胃の大部分を摘出した為ほとんど食べられなくなりました。一度の食事でご飯は10粒、三食の間に2回の間食、何かが口に入ると吐き気、胸やけ、のどやけ、横になると消化液が逆流するので食後2時間は座ったまま。「食事は拷問でした」の時期が5ヶ月続き100キロ超が60キロ台半ばまで落ちました」そんな時「ふと、食べられなくても、俺は生きている、と実感し気が楽になり少しずつ食が進むようになりました」その後、投稿した朝日新聞から取材の申し出でがあり、東京まで出向き「想像以上に元気で驚きました」といわれ、「物事がうまく回り始めた実感があり(アゲアゲ)の気分になりました。しかし、禍福はあざなえる縄のごとし。転移の知らせが待っていました」
とありました。ここで、先生は今まで患者さんの気持ちが分かっていなかった、と気づかれたそうです。次回④に続きます。

花々-21
2021年02月01日更新